- パン作りが大好きな13歳の子どもは、どのような楽しさや満足感を感じているのか?
- 家族は、子どもの発達障害や自閉症スペクトラムをどのように受け入れてサポートしているのか?
- 子どものパン作りビジネスが成功している理由や未来への展望はどのようなものか?
新型コロナウィルス感染拡大のために家で過ごす13歳のジェイデン・クラインは、パン作りが大好きになりました。
「私はパン作りが大好きです。私を幸せにしてくれます」
母親のジェン・クラインさんは、ゲームやスマホを見る時間を制限し、代わりに読書をしたり、創造的で体験的な趣味やアウトドア活動を追求することをすすめてきたと言います。
「新型コロナウィルスの感染拡大の間は、過ごすのが難しい状況になりました。
息子はブラウニーを食べるのが大好きです。
そこで、自分でレシピを研究し、作り始めたのです」
数人の親戚が彼のブラウニーのいくつかを買ってくれました。
ジェイデンは販売することを考え始めました。
母親のジェンはジェイデンがビジネスプランを作成するのを支援し、その後、ジェイデンはスタートするための資金を父親に説明しました。
「息子は材料を購入するために必要な金額がわかっていました」
母親のジェンは、ジェイデンは発達障害の自閉症スペクトラムをかかえていて、極端な完璧主義者であり、スケジュールや時間にも強くこだわりをもっていると言います。
「一つ一つの動作が全く同じで、ピーナッツバターブラウニーを注文すると、毎回同じ味です」
彼は現在、デコレーションされた瓶に入ったブラウニーを販売しています。
バレンタインデーを機に売り上げが伸び、最近では卒業パーティーの注文を受けました。
ジェイデンが注文にこたえるためにパンを焼くと、最前線のヒーローのためにもあわせて贈っています。
「息子は警察署や消防署にもいくつか届けています」
母親のジェンは、ジェイデンのブラウニーがこんなに人気になるとは思ってなかったといいます。
とくにピーナッツバターのブラウニーが大人気です。
「ピーナッツバターブラウニーは作るのが最も難しいものです。
ジェイデンは決してレシピを教えてくれません。
極秘のレシピです」
母親のジェンはパン作りはあまり好きではなく、チョコレートも好きではありません。
そのため、このビジネスは完全に息子のジェイデンのものです。
「息子はパン作りが好きです。とても研究していました。
すべてのものを試してみて、変更して、息子はおいしいと思えるまでに1ヶ月かかっていました」
糖尿病の祖父のために開発した無糖ブラウニーも人気があるといいます。
ジェイデンは得た収入から父親から借りた資金を返済すると、さらにはミキサーなどの機材も購入しました。
「彼はもっとブラウニーを販売して、そして自閉症の人を雇いたいと思っています」
そう母親のジェンは言います。
ジェイデンはビジネスをすることを考えている、自閉症の人にこう勧めます。
「考えて、ビジネスプランを立てて、あきらめないでください」
(出典・画像:米News-Herald)
学生のうちに小さな資金でビジネスにチャレンジするのはおすすめです。
ビジネスがうまくいかなくても、失うものよりたくさんのことを得られるはずです。
(チャーリー)