- 孤独を感じた時、どんな活動を通じて助けを求めたのか?
- 他の人を助けるためにどのようなアイデアを思いつき実行したのか?
- 自閉症の人への支援団体を通じて、どんな活動をしているのか?
自閉症の男性がスープを作って、弱い立場にある人たちに自転車に乗って届け、喜ばれています。
29歳のマレー・マクドナルドは自宅でスープを作り、英エディンバラのケアホームや家に、自宅で調理した食事を届けています。
マレーは、新型コロナウィルスのパンデミックの今、子どもたちを養うために苦労している養育者や親を助けるためのアイデアを思いつき実行しています。
これまでに自転車に乗って、100個以上の入れ物に入れたさまざまな味のスープを街中の人たちに届けてきました。
一人暮らしをしているマレーは孤独を感じていました。
同じように困っている、他の人を助けたいと思ってこの活動を始めたといいます。
「クリスマス前に、首相による制限の発表を聞きました。
弟に会う予定でしたがそれができなくなりました。
他の多くの人たちも予定を変更しなければならなかったはずです。
私は数日落ち込みました。
私は自閉症です。
多くのルーチンがくずれ、まわりとのつながりもなくなり、今まで以上に困難を感じています。
誰とも関わらない日が続き、うつ病になりそうでした。
一方で、多くの人が孤立し、実家に帰れない学生、陽性反応が出て一人で自宅にいなければならない人、幼い子どもをかかえたシングルマザー、多くの人がサポートとそして少しの愛と優しさを必要としていることに気づきました。
なので、私は自転車に乗って、いろいろな味のスープを作って届けることにしました。
これまでに100個のスープを届け、自転車で180キロ以上走ったはずです」
マレーはFacebookで、自分がしていることを紹介し注文を受けています。
投稿したスープの配達のビデオには、感銘を受けたたくさんのコメントが書かれています。
ミシェル・マッキノン=レーはこうコメントしてます。
「マレー・マクドナルドさんは感動を与えてくれました。
どのようにあなたが考え、どうして届けているのかがわかります。
自分を誇りに思ってください。
世界はあなたとあなた与えるすべてのものによって、より良い場所になっていきます。
あなたは強く、そのままでいてほしい」
他の人たちはこう書いています。
「マレーはなんと素晴らしくパワフルなんだろう」
「とてもパワフルなマレー、ありがとう」
マレーはまた自閉症の人への支援団体も運営しています。
セーリングというスポーツを通じて自閉症スペクトラムの認知度を高め、自閉症の人たちがセーリングに参加できるように支援する団体です。
新型コロナウィルスによる現在の状況にもかかわらず登録する人は増えていて、現在新しいプログラムを立ち上げるのに必要な資金の獲得にも頑張っています。
(出典・画像:英deadline.)
あたたかなスープ以上に、あたたかな心で救われているのだろうと思います。
すばらしい優しさ、そして実行力に感謝です。
(チャーリー)