- ロウズに行くことがジャクソンや家族にとってなぜ重要なのか?
- ロウズでジャクソンが特別扱いされる理由は何か?
- ジャクソンはなぜ洗濯機や乾燥機に夢中になっているのか?
4歳のジャクソン・メープルズは、赤ちゃんの頃から扇風機に夢中になっていました。
ジャクソンが発達障害の自閉症だと分かる前から、両親はジャクソンを天井についている扇風機の下に寝かせ、泣き止むまで落ち着かせていました。
大きくなって、ハイハイをしたり歩いて洗濯機のところに行けるようになると、ジャクソンは洗濯機と乾燥機にも夢中になりました。
ジャクソンがホームセンター「ロウズ」の家電製品売り場を知ると、それ以来、週に何度も訪れるようになりました。
家族が車でどこかに出かけるときに、ロウズに立ち寄る時間がない場合は、ロウズの店を通らないようにルートを計画しなければならないと、ジャクソンの母親、リッピーは言います。
「私の息子は、他の子どもたちが大好きなピザのお店などにはまったく興味をもっていません。
とにかく、ロウズに行きたがります」
ホームセンターのなかでも、ジャクソンが好きなのはロウズだけです。
「自閉症の子どもは、パニックを起こすことがあります。
私たちは、それが本当に悪い状況になる前に彼を落ち着かせる方法を知っています。
それは、車でロウズに来るだけです。
とても感謝しています」
リッピーは最近、息子のジャクソンのために、ロウズの店員たちが着ている赤いベストを購入できないか、ロウズ本社に尋ねてみました。
ロウズの経営陣にそれは届き、マネージャーのマーティ・デイヴィスたちがそれに答えました。
ジャクソンにベストをくれただけでなく、名誉店員にしてくれて、バケツいっぱいのグッズもプレゼントしてくれました。
「私たちは、ジャクソンがロウズを気に入ってくれていることに感動しました。
ジャクソンに特別な日を作りたいと思いました」
デイビスは子ども用の帽子、ロウズをテーマにしたおもちゃ、社員のサイン入りロウズフットボールでロウズのバケツをいっぱいにしました。
ジャクソンは乾燥機の中に手を入れて、ゆっくりと回転させるのが好きだと母親のリッピーは言います。
「感覚的な問題からでしょう。
それを回転させて、手が円のように動くのを見るのも大好きなんです」
ジャクソンは、洗濯機の上に座ってトレイを開き、石鹸、柔軟剤、漂白剤をどこに入れるのかを指摘するのも好きです。
ジャクソンは話すことがあまりできません。
しかし、扇風機、洗濯機、乾燥機のことになるとたくさんのことを言っています。
「息子は洗濯機と乾燥機を動かします。
そのときには、ママ見て、ここを見てと言うんです」
今は、新型コロナウィルス感染拡大のために、ロウズに行くことが困難になっています。
また、学校や療育施設に行くことも困難になっています。
だからこそ、ロウズに行くことは重要だとリッピーは言います。
「ロウズは、私たちと私の救世主のようなものです。
私たちの世界はジャクソンが中心の世界です。
なので、ロウズは私たちの世界の中心です。
今、ジャクソンは先生や友だちにも会えず、血が出るまで顔を掻きむしってしまいます。
本当にひどくて、ロウズに連れていき、しばらく滞在させてもらいました。
ロウズのスタッフはいつも親切にしてくれます。
息子にとって、最高の出来事です。
ロウズはジャクソンにとって幸せの場所です」
(出典・画像:米Springfield News-Leader)
こんなに親切にされたら、親子ともに一生忘れないでしょうね。
そして多くの方にも「いいお店」だと知られるはずです。
(チャーリー)