- カートレースが子どもたちにどんな影響を与えているのか?
- カートレースが自閉症やADHDを持つ子供にどんな効果をもたらしているのか?
- カートレースが母子関係や自信の構築にどのように貢献しているのか?
何千人もの子どもたちが、小さなスピードマシンのハンドルを握ってコースを駆け回り、相手を出し抜き、将来のチャンピオンを目指すスリルを体験しています。
しかし、デヴォン・ジャイルズにとってカートレースはそれ以上のものです。
それはデヴォンに自信と社会生活をもたらしました。
6歳のデヴォンは発達障害の自閉症とADHDをかかえています。
しかし、他の人とコミュニケーションをとることの困難は、デヴォンとマシンだけの時には関係ありません。
デヴォンがスポーツに夢中になったのは、ママのサムがデヴォンをカートセンターに連れて行ったのがきっかけです。
「息子のデヴォンは学校では本当に苦労していました。
分離不安症もかかえていました」
学校では、時計が刻む音からクラスメイトが話したり叫んだりする音まで、デヴォンにはつらい音がたくさんあります。
しかしカートに乗れば、エンジン音しか聞こえません。
デヴォンがリラックスできるように、ずっとカートセンターに通いました。
「息子とカートだけです。
誰とも話す必要もありません。
息子にとっては、それがとても素晴らしいことでした」
デヴォンが初めて本格的なレースに出たのは、新型コロナウィルスによるロックダウンが緩和された8月のことです。
競技スポーツがもたらす喜びと失望を実感させる機会となりました。
クラッチが壊れて4位から10位に転落してしまいました。
それは、パニックを起こしてしまう可能性もありましたが、デヴォンはパニックを起こすことなく走りきりました。
カートは母と息子の距離も縮めてくれました。
「息子は練習でもレースでも、コースを降りるたびに自信を見せてくれます。
息子の顔は笑顔になっています」
祖父のデイブ・ウォルシュはメカニックの手伝いをしており、2人はカートに関わる人たちから応援されています。
ロックダウンのためにでカートで走り始めてからまだ5ヶ月しか経っていませんが、デボンには野心があります。
デヴォンは一つ上の競技クラスに入れるようになりたいと考えています。
母親のサムはこう言います。
「デヴォンの集中力は本当にすごいものです。
そして、志を同じくする子どもたちと一緒に過ごすことで、10倍くらい社会性も成長しました」
(出典・画像:英Gazette & Herald)
カートいいですよね。
いい大人になってからも、遊園地にカートがあると必ず乗ります。
二人乗りのがあれば、うちの子と走って最高にうれしくなります。
(チャーリー)