- 子どもが学校でのいじめにどう対処すればよいですか?
- フィジェットツールは発達障害の子どもにどのような効果がありますか?
- 発達障害の子どもが自信を持つためにはどうすればよいですか?
発達障害の11歳のカイ・セイモンはかかえる不安に苦労してきました。
自分を落ち着かせるために、いつもそわそわしていました。
そして、それは学校のいじめっ子の目にいつも止まりました。
カイはいじめられそうになっていることを母親のジョアンに打ち明けました。
カイはうつ病になりそうだったと母親は言います。
カイはまわりの子どもたちに目をつけられないようにしたいと思いましたが、そわそわすることを止めるわけにはいきませんでした。
そのために、目立たない「フィジェット」を持つことにしました。
「学校ではみんなにからかわれました。
なので、目立たないフィジェットを持とうと思ったんです」
そして、カイは3年前からフィジェットを販売するビジネスを始めました。
そのときには75セットを販売しました。
そして、それから売上も伸びていき、両親はそれまでの仕事を辞めて本格的にビジネスを始めました。
作業療法士でもある母親のジョアンは、フィジェットがどれだけ発達障害に子どもたちに有益化を理解することができていました。
さらに今年は、新型コロナウィルス感染拡大によって引き起こされた不安のために売上が拡大しています。
「新型コロナウィルスによって、不安や精神衛生上の問題をかかえた人の多くがさらに苦労されているようです。
突然、社会的な接触やウォーキングや運動など、私たちの精神的な健康をサポートするものができなくなってしまったことが理由になるでしょう」
ジョアンによれば、血が出るまで皮膚をひっかいたりするなど、自らを傷つけるまでの行動をとる人が突然多くなってきたといいます。
そわそわしている姿は、不安や抑うつに苦しんでいる人を自らを助けるために感覚を刺激する行動になっているのです。
「私たちが販売しているフィジェットは、大人にも適していて、目立ちません。
こうした行動を最小限に抑えたり、止めたりすることをサポートします」
このビジネスを運営し、大きくしていくことがカイの成長の大きな後押しにもなっているといいます。
「息子は、嫌だ嫌だと毎日言い続けていた少年でした。
それが、今では自信をもって自分らしく生きる人になりました。
ビジネスをすることで、息子に目的ができました。
息子が人に喜ばれるものを提供できるようになって、それは私たちにも誇りです」
カイの起業家としての才能が地元で認められ、今年、若手起業家へのアワードのファイナリストになりました。
通常クラスから特別支援クラスに変わり、特別支援の授業を受けるようになった少年にとってそれは驚異的な業績でしょう。
「カイは本当に素晴らしく成長しました。
発達障害であったり、失読症があっても、素晴らしい可能性があることをカイ自身も知りました。
誰でも本当にやりたいことは何でもできます。達成できます。
何かに情熱を持ったら、それを探求しなければなりません」
有望な青年実業家として認められる前から、カイの夢は警察官になることでした。
今もその心境は変わりません。
「僕は両方の夢を実現します」
(出典・画像:米Advertiser)
これほどまでになって、素晴らしい自信がついたのは間違いありません。
ますます大きくご活躍頂きたいと願っています。
(チャーリー)