- 発達障害の子供が社会で積極的に活動するにはどうすればいいですか?
- ADHDを持つ子供が日常生活の中で役立つ活動を見つけるにはどうしたらいいですか?
- 子供の努力や貢献を地域社会で評価してもらうにはどうすればいいですか?
発達障害の15歳の少年が新型コロナウィルスために変化した社会のなかで、自分を保つために町の道路標識の清掃などを行っています。
注意欠陥多動性障害(ADHD)を持つジョセフ・ビールは、地元をサイクリングしながら町をきれいにしていきます。
地域の人たちは、ジョセフが新しい道具を買えるように800ユーロ(約10万円)を寄付しています。
「多くの人から、
『よくやってくれた、ありがとう』
そう言われるんです。きれいになったことを喜んでくれるんです」
ジョセフはそう言います。
新型コロナウィルスの感染拡大のために、ジョセフは遠くに出かけたりすることはできなくなりました。
近所で過ごす時間が長くなって、町にある道路標識が汚れていたり、植物に覆われて見えなくなっていることに気づきました。
父親と一緒に作ったトレーラーに、枝切り鋏と掃除用具を入れてほとんど毎日、自転車で出かけています。
「植物に覆われていたり、汚くなっていたり、本当におどろきました」
母親のリサはジョセフが今していることを誇りに思っています。
「まわりの人たちが変わってきました。
私たちに近づいてきて、息子の努力と貢献に感謝してくれるんです」
Facebookに、清掃前と後の写真を投稿すると、多くの人からの応援メッセージが来ました。
新しい清掃道具の購入のために募金を募ると、一週間で800ユーロ(約10万円)が集まり、新しい道具もメーカーから贈られました。
ジョセフはこう言います。
「まだ見逃している道路標識があります、これからそれらをきれいにします」
(出典・画像:英BBC)
多くの人からの反応もあれば、ますますやりがいも出てくると思います。
ただ一方で、こうして一人の少年の善意だけに頼るばかりでなく、もっと地元の人たちや行政に取り組んでほしいと思ったりします。
(チャーリー)