- 発達障害の子供を社会で理解してもらうにはどうすればいいですか?
- 発達障害の子供が公共の場所で特異な行動をとったとき、周囲にどう対応すればいいですか?
- 発達障害をもつ子供に特別な体験を提供してくれる組織や団体はありますか?
発達障害の子がいる家族の苦労はさまざまです。
これは、辛い思いをしましたが、素晴らしい体験をすることもできた話です。
6歳のグランディは、火災報知機の専門家です。
製造会社、モデル、そしてその音までよく知っています。
母親のブリタニー・ミラーによると、
まわりが騒がしかったりする中で、火災報知機を見つけると、グランディは火災報知機の音の真似をするといいます。
ある日、買い物をしている時に、グランディは火災報知機の音を真似て声を出していました。
「グランディの顔を見て話しながら、靴を履かせなおし、自分のバッグを見るとそこに置かれていました。」
そこには誰かが書いたメモ書きがありました。
「その子どものために口輪を買え!」
(口輪とは、犬などが吠えないように口にはめるものです。)
発達障害について多くの人に理解してほしいと投稿し、これはニュース番組で放送されました。
このニュースを見た、EPSセキュリティーという会社が、グランディに火災報知機についての特別な体験を提供しました。
「息子がこんなに興奮するのを見たことがありません。息子はずっとこの体験の話ばかりしています。まるでクリスマスが来たみたいです。」と母親は言います。
EPSのアンディー・フリンはグランディと一緒に会社の周りを歩きました。
「グランディはビルの周りを歩きながら、私が知らなかったような、火災報知機の型番やいろんなことを教えてくれました。とても面白かったですよ。
EPSが何をするべきかわかっていました。私の息子も発達障害です。
発達障害の子を持つ親は多くの時間、孤独を感じたりしています。発達障害について知らない人の中で。
なので、このような小さな活動から、私たちもその孤独感を知っていることを伝えて、寄り添っていきたいと考えたんです。」
グランディは、消防士の服をもらって、グランド・ラピッド消防署とEPSのトレーニングセンターにも行きました。
「このようなことをしてくださる方たちがいるなんて、本当に素晴らしいことです。
人のために、このようなことをしてくださって。私にも出来ないことでした。本当にとても素晴らしいことです。」
と母親は語りました。
フリンは言います。
「発達障害の子どもを持つ親になる前は、発達障害について知りませんでした。
今はそれについてふだんから口にして、常に考えています。
私たちは、違う人たちをただ受け入れればよいのです。
それは、違うように扱うべきと言っているわけではありません。」
(出典・画像:米woodTV、米nbc4i)
こういういい方たちもいて、うれしいです。
不快に感じて我慢ならない人もいると当然いると思います。
誰しもがどちらかの人なのではなくて、その時のいろいろな状況により、どちらの人にもなるのです。
ハリウッド俳優も「寛容さ」が必要と語っていました。
カールじいさんが説く。必要なのは「寛容さ」
同様に嫌な目にあったものの、よいこともあった別の家族もいます。
ドライバーを恐怖させた不気味なピエロ
(チャーリー)