- 1. 発達障害の子どもをもつ親たちは、レジでお会計をすることでどんな精神的な負担を抱えているのか?
- 2. 発達障害の子どもが遊べるおもちゃを置くことによって、どのような効果が期待されるのか?
- 3. 他のお店もこのような配慮をすることで、どのような影響が期待されるのか?
クリスティン・ジャコウスキが、発達障害の人たちに配慮されたレジを「ターゲットストア」にお願いしている話
母親がショッピングストアへお願いしているアイデア
を伝えてから約一週間。巨大企業である「ターゲットストア」からの反応はまだありませんが、デラウェア郡のスーパーが行動を起こしました。
ポール・コーチスは「ショップライト」ストアの店長です。3週間ほど前にオープンしました。
コーチスはジャコウスキのお願いを耳にして、だまってはいられない最初の人となりました。
「そんなに店が対応するのが大変なことなのかい?」
自分が発達障害の子どもの親でなくても、レジに並んで、すぐそばにキャンディなどが置いてあるところで待っていなければならないのが難しいだろうことはわかります。
「ただ、かんしゃくを起こしているだけだと多くの人は思っています。」
ジャコウスキが言います。
ジャコウスキの娘のナビアンナには発達障害があります。
「私がお話しているのは、かんしゃくではなく、別のもっと大変なことなのです。」
発達障害の子どもをもつ親たちは、レジでお会計をすることことに、大きな精神的な負担を抱えているのです。
コーチスは、ジャコウスキのお願いの中にあった、お会計のレジのところにキャンディを置くのではなく、発達障害の子どもが遊べるおもちゃを置くことの重要性をすぐに理解しました。
巨大企業のターゲットストアが変化をするためには多くの準備が必要となる一方で、コーチスのお店はたった数日で変えることができました。
「私は、お店のオーナーにこのことを話すと、すぐに始めてと言ってくれました。」
そして、ショップライトでは店員たちに発達障害についての教育も行いました。
「レジのところには発達障害の方が好むようなものを起きました。キャンディはもう置いていません。とても簡単なことです。それでみんなが幸せになるなら、すぐにしますよ。」
パズルのピースのマークが発達障害の方向けにフレンドリーなレジでであることは、既に多くのお客さんがわかっているとコーチスは言います。
「発達障害の子どもをもっていなくても、子どもがどんなものなのかは、みんな知っています。
お客様は、これはいいアイデアだとわかっています。
私たちのお客様へ、安全と喜びを提供できるのなら、何でもしようと言いますよ。」
ジャコウスキは、時間の都合がつかなくてまだ行くことができていませんが、こう言っています。
「待ちきれません。早くそのお店に行って、ハグしたいです。これは本当にすばらしい事例になります。他のお店もこうなってくれることを願っています。」
(出典・画像:米Philadelphia)
大きなチェーン店が新しいことを行うのにはなかなか時間がかかることだと思います。
小さなお店でも売上のことなどを考えれば簡単ではないことだと思いますが、行動力ある方が変えてくださいました。
やりましたね。
これは、アメリカの話ですが、よいことはどんどん普及していくはずです。きっと、アメリカも越えて。
こんな願いを実現できた母親もいます。
Facebookで娘のお気に入りシャツを無事確保
(チャーリー)