- フェイスマスクの着用が発達障害や感覚障害のある人にとってどのような困難をもたらす可能性があるのか?
- 子どもたちにフェイスカバーを着用させることに苦労している親たちに対して、どのようなサポートが提供されているのか?
- フェイスマスクを着用することに苦労している子どもに対して、どのような方法やアプローチが有効なのか?
フェイスマスクの着用が当たり前のことになりました。
しかし、発達障害や感覚障害のある人にとってはフェイスマスクの着用は不快な大きな困難になる可能性があります。
米ノースカロライナ州では、12歳以下の子どもや着用が困難な人はマスクをつける必要はありません。
しかし、少なくない親たちが公の場では子どもにマスクをつけることを望んでいます。
ABC of N.C.は、発達障害の人たちとその家族に医療および教育サービスを提供する非営利団体です。
この数か月間は、子どもたちにフェイスカバーを着用させるのに苦労している親たちへのサポートを行ってきました。
プログラムスーパーバイザーでもあるクリスティン・トルーノはこう言います。
「マスクに関するほとんどすべてのことは、これまでに体験していなかったことです。
発達障害の子どもたちにとっては、私たちにとっては日常生活のちょっとした変化であっても、
それが大きな困難になってしまう可能性があります。
マスクはまさに、それらの集大成です。
大きな困難になっています」
新型コロナウィルス感染拡大の早い段階で、クリステン・マクルーアは6歳の息子のコナーをフェイスマスクに慣れるようにできました。
母親のクリステンとコナーは、マスクをつける必要性について話し合い、マスクを着けることについての漫画も読みました。
クリステンはこう言います。
「私はPinterestで良いアイデアを探していました。
そして、ボタンを野球帽に縫い付けるというアイデアを思いつきました。
耳にかけないようにしたので、刺激が少なくなりました」
クリスティンは、まず最初にフェイスマスクに慣れることができそうかを確かめることをすすめます。
その後、ゆっくりとフェイスマスクに慣れさせ、それから口元に近づけていくのです。
「マスクについては、厚めの生地のほうがより安全だと考えられていますが、そうすると硬いものになっていきます。
多くの人にとっては、そのほうが快適かもしれません。
しかし、発達障害の人などのなかには、より柔らかくTシャツのような薄い生地のほうがより快適です」
クリスティンは親たちに、いくつかのマスクや方法を試し続けてほしいといいます。
「必要なだけ、たくさん試してみてください。
子どもにとっては多くなるかもしれません。
マスクについて話し、見せ、着ける練習をして、それを増やしていき、着けられるようにです」
(出典・画像:米SPECTRUM NEWS)
さいわいなことに、うちの子はマスクを着けることをそんなに嫌がりません。
結局、そのうち外してしまうのですが、とりあえずつけるときもニコニコしてくれています。
つけるのがつらい、お子さんも少なくないと思います。
「マスク警察」の方にはそうした子どもや方もいることをよく知っていてほしいと願います。
(チャーリー)