- ペットが自閉症スペクトラム障害の人の生活をどのようにサポートするか?
- ペットを飼うことで外出する理由を持つことができますか?
- 社交が苦手な自閉症スペクトラム障害の人にもペットは良い影響を与えますか?
捨てられた犬は、自宅に閉じこもる生活に苦しんでいた発達障害の女性の家に居場所を見つけました。
33歳のシェリル・テイカーは自閉症スペクトラム障害をかかえています。
自宅にずっといる生活で大きな不安をかかえていました。
しかし今は、5歳の犬のビューティーが助けてくれています。
シェリルは保護センターにいた犬のビューティーに出会い、一緒に住むことにしました。
ビューティーは、深刻な不安をかかえている自閉症スペクトラム障害のシェリルを孤独から救っています。
ビューティーはシェリルの親友です。
自閉症スペクトラム障害は、その人の社会的な関係づくりやコミュニケーション、興味、行動に影響を与えます。
もふもふの親友がシェリルに愛情をもって、これまでとは異なる閉じこもり生活の中で、これまでどおりの行動がとれるようになることを助けました。
シェリルはこう言います。
「私はこの素晴らしい犬と出会えた日を忘れません。
犬を飼うことには大きな責任がともなうことはよくわかっていました。
しかし、そんなことは問題ではありませんでした。
ビューティーはただのペットではありません。
私の親友です」
シェリルによれば、ビューティーは介助犬の訓練などは受けていないにもかかわず、すぐにシェリルの気持ちに気づいてくれるといいます。
「ビューティーはとても敏感です。
私が何を言わなくても、私の頭の中かどんな状況になっているのかを理解してくれます。
私がパニックになってしまいそうなときには、ビューティはそばにすわって、私に足を上げます。
一緒に座っているときであれば、私の方に足を置いたり、頭を私のところにおいて抱かせてくれるんです」
ビューティーはシェリルに安心感を与えようと、他の人がいる場合にはいつも警戒しています。
ビューティーが来たことで、シェリルは外に出かける理由もできました。
「閉じこもる生活はつらいものでした。
しかし、ビューティーのおかげで少し楽になりました。
ビューティーが私が外に出て、自然の中で過ごすための正当な理由も与えてくれました。
ビューティーも森の音、鳥の鳴き声、リスを見つけることが大好きです。
私は他の人と関係を築くことがうまくありません。
ビューティーはそんな心配をする必要なく、仲良くしてくれました。
ここが、ビューティーの一生の家になりました。
ビューティーはもう私の家族です」
(出典・画像:英METRO)
どちらにとっても幸せな素晴らしい出会いです。
こうした出会いがたくさんのところで生まれるといいですね。
発達障害の息子に友だちができた瞬間
(チャーリー)