私は発達障害の自閉症です。
自閉症について私が知っていることは、そうでない人と私が違うということです。
違いの一つは、世界の認識のしかたでしょう。
自閉症は「正常」の箱に収まらない人たちを表すのに使用される言葉です。
私もその一人です。
私には、この現実の世界は十分ではありません。何か違うものを望んでいます。
自閉症であることで、私は世界のすべてに疑問をもっています。
この通常の現実世界がすべて正解ではないことを知っています。
自閉症であることは世界を感じる方法を使って、他の人が見ている通常の現実を超えることです。
自閉症であることは自分が世界にいる理由です。世界を知覚し、受け取るのが得意です。
自閉症は定義がなされていない空間認識のようなものです。
何からでも情報を得ます。それがエネルギーになります。邪魔するフィルターはありません。
過去、現在、未来、隣の人から、遠く離れた場所から、明瞭でないこともありますが常に情報を受け取ります。
自閉症の人たちは自分たちがまわりに認識されずに、いないように感じることがよくあります。
多くの場合、それは実際には自閉症の人たちが他の人たちよりも多くの情報を知覚しているときです。
自閉症の人たちは部屋の内外で他の人が何を考えているかを検知し認識します。
そして、次に何が起こるかを認識し、同時にたくさんのことが頭に浮かびます。
自閉症の人たちのこうした状況は、自閉症の人たちにとって大きな負担になるだろうと考えるかもしれません。
現実の世界に合わせるために苦労していると。
しかし世界を自閉症でない人たちだけのものでないと考えれば、違ってきます。
私をものすごく助けてくれた言葉があります。
「君はまちがっていません。ただ他の人と違うだけです」
私は受け入れてくれたことに感謝します。
ものごとへの見方が自分と違う場合に、それを我慢して他人に合わせるふりはできますが、結局それはうまくいかないからです。
そして、私はたいてい、一つの情報では足りません。
言葉、写真、感覚、過去、現在、未来、それらも知りたいのです。
そうした情報を得ることができれば、何が起こっているのかを理解しやすくなります。
例えば、口だけで道案内されても私は迷子になってしまいます。
感覚や視覚的な手がかり、積極的な言葉でコミュニケーションをしてもらえれば私はよくわかります。
自閉症の子ども、友だち、パートナーとより良い関係を築ける方法を探している人もいるでしょう。
これはアドバイスになるかもしれません。
人と話すこと、関わる場合に私はその人のこと、会話に関連することすべてを把握しようとするのでとても疲れることがあります。
自閉症の人と相手には余裕を設けて、安心感があるようにするといいはずです。
どうすればそうなるのかを尋ねてみてください。
私は海などの自然の場所、動物にふれることなどが安心をもたらしてくれます。
私たちは好きかどうかに関係なく、全員がつながっています。
自閉症であることは、それで起きる良いこと、そして悪いことのすべてを受け入れることを意味するのだと思います。そして、この現実世界を超えてまったく異なるものを求める創造的な能力だとも思います。
世界がたびたび、あなたは間違っていると強いてくることを想像してみてください。
自閉症は間違っているのではありません。
ただ、違うだけなんです。
(出典:米The MIGHTY)(画像:Pixabay)
違っているだけなんです。
うちの子はお話ができません。コミュニケーションも簡単ではなく私からすれば変わった声をあげたりします。
しかし、もしもうちの子が実は別の星の人だったら。
その星に行けばうちの子はペラペラお話して周りの人とコミュニケーションをする一方で、私はコミュニケーションができない奇声をあげる人になるでしょう。
発達障害、自閉症、人と違うと悩むところがあったら、別の世界にいる場合を想像してみるといいです。
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(チャーリー)