- スティミングとは何ですか?
- スティミングをすることは問題ですか?
- スティミングをする人たちにどのようなサポートが必要ですか?
“stimming”「スティミング」
米国では、この言葉は特に自閉症の人の間で「自己刺激行動」の代わりの言葉として使われるようになってきました。
多くの場合、揺れ動く、手をたたく、ひざをたたく、歩き回る、音や言葉を繰り返す(エコーリアとも呼ばれる)などを含みます。
自閉症の人が感情や物理的な刺激に対処するため、情報をうまく処理するのを助けるために行うあらゆる行動を含むと考えて良いでしょう。
例えば、私は誰かが発した言葉を繰り返す、エコーリアをよくします。
これは私は目で見た情報に比べると、耳から聞いた情報の処理が苦手で反復することでそれを速く行うことができるからです。
発達障害、自閉症出ない人でも、床を踏んだり、髪をくねらせたり、爪を噛んだりなどのスティミングをすることがあります。
しかし、それは自閉症の人が見せる行動よりも目立たないことが多く、まわりからも受け入れられていると思えます。
自閉症はよく「目に見えない障害」といわれますが、それは自閉症である私たちの脳の違いがすぐにわかるような身体的な特徴などはないからです。
しかし私のスティミングは、私が他の人とは異なる可能性を示すものでした。
電車のホーム、バス停、スーパー、キッチン、どこでも歩き回りました。
歩くのが大好きだからです。自由な気分になれます。
座って誰かと話をしているときでも、手をバタバタさせたり、ひざをたたいたり、じっとしていないことがよくあります。
これをしていると、会話中でもリラックスできるからです。悪いことではないと思っています。
私が年齢を経て、それが問題と感じてきたのは、小さな子どもの頃とは違って、みんな背が大きくなれば大人の特徴を身につけていることがわかったからです。
家族からはレストランでは声を小さくしてと言われるようになりました。
またこれが原因で、いじめの対象になってもいたのでしょう。
ときどき私は気にして、私の動き一つ一つを注意して、スティミングを隠して「社会的なマスキング」をすることもできます。
これは職場や役者として舞台に立っているときの私のモードです。
私は今、役者になることが好きです。台本を読んで他の人を楽しませ、感動させています。
しかし、いつでも自分が役者であることを強制されるのは好きではありません。
自分のアイデンティティを確立できる機会がなくなります。
なので、私は人前でも楽しくスティミングをすることにしています。
ときどき見知らぬ人からは「大丈夫?」「助けが必要ではありませんか」と尋ねられることもあります。
そうしたときには私は心を開いて、自分がしていることとその理由を説明します。
まだまだ時間はかかるかもしれませんが、自閉症をはじめとする発達障害についての理解が広まるにつれて、確実に私の対応は受け入れられるようになってきました。
自閉症の人たちに私が希望することは、あなたが自分自身であることをさせてくれない人の優先順位を下げることです。
本当のあなたを受け入れてくれる人に囲まれて、話を聞いてくれる人には喜んで話をし、自分の中で最も好きな本当の自分を見つけてください。
あなたを幸せにしてくれるスティミングを受け入れてください。
(出典:米The MIGHTY)(画像:Pixabay)
少々だったら、まったくかまいません。
ですが、私が思う少々とは違う少々の人もいるわけで。
少々が大きくなっていってほしいとは願います。
一方で、少々におさまるようにできるようにもなったほうが良いでしょうね。
(チャーリー)