発達障害の自閉症スペクトラムの10代の若者たちがゲーム開発を通じて、バーチャルリアリティの業界で第一歩を踏み出します。
自閉症スペクトラム障害の若者の多くが失業状態にある現状を変えようと、支援団体のアイランド・オブ・ブリリアントが行っています。
ここで仮想現実のゲームをゼロから開発し、成長している業界で求められる技術スキルを学びます。
自閉症の若者が、世界中の人々がバーチャルな世界に参加できるゲームの開発に取り組んでいます。
「僕がやろうとしていることは、無限にランダムな地形を生成できるようにすることです」
そうネイサン・シュミットは言います。
ネイサンは5歳のときにはプログラミングに興味を持ちました。
高校2年生になった現在、大規模なゲーム開発プロジェクトに加わってキャリアを積んでいます。
「僕はゲームの開発者になりたい。マイクロソフトで働きたい」
米国では59人に一人の子どもが自閉症スペクトラム障害と診断されています。
支援団体のアイランド・オブ・ブリリアントのエグゼクティブ・ディレクターのマーク・フェアバンクスは、そうした子どもたちの就業について懸念してきました。
「83パーセントの人が失業状態にあります。
それには理由があります。私たちはその理由のいくつかに対処したいと思っています」
バーチャルリアリティのゲーム開発は、こうした子どもたちが複雑なコンピュータープログラミングを学ぶだけでなく、チームとして働くことで社会的および感情的なスキルを構築するのにも役立つといいます。
「私たちが子どもたちに思うことは、とてもその種の仕事に自然に適しているということです。
彼らは長い期間集中することができます。
テクノロジーに対しても得意です。
サポートされた環境で学ぶ機会が与えられれば、この分野で就業できる可能性が高くなるのは必然です」
ここで学ぶ子どもたちは、18ヶ月間に渡ってゲームの開発の最初から最後までを行います。
(出典・画像:米WTMJ)
18ヶ月間、ゲーム開発の最初から最後までをこうして本格的に学べば、本当に使える力がつくはずです。
素晴らしい価値を作っていって頂きたいと思います。
発達障害がキャプテン・アメリカとアベンジャーズを支える
(チャーリー)