- ストップモーションアニメーション制作において、個々の能力の違いを尊重しつつ、どのようなサポートが提供されているのか?
- フライチーズスタジオでのアニメーション制作を通じて、生徒たちはどのようなスキルや経験を得ることができるのか?
- プロジェクトにおいて製作作業への参加を渋る生徒がいた場合、どのようなサポートや調整が行われるのか?
フライチーズスタジオは発達障害や身体障害をかかえるアーティストを支援しています。
イギリスのシェフィールドでは唯一のストップモーションのスタジオです。
それだけでなく3Dモデリングやゲームのための写真撮影などデジタルメディアのスキルも生徒たちに教えています。
マネージング・ディレクターのポール・ブラウンが、デジタルミュージックとアニメーションについて身につけたスキルを生かして、7年前にこのフライチーズスタジオを作りました。
「ここで働く人たちの能力は、ストップモーションの撮影のような均一なものではありません。
運動機能に困難をかかえている人は動かしやすい大きなものを扱い、複雑なことを行えない場合にはそうでないおことを行います。
みんなに同じレベルの身体能力は求めることはありません」
ポールは経験豊富なチームのメンバーと協力して、生徒たちが取り組む作業を手伝いながら、自分でアイデアを発想するところから、ストーリーボードを作成し映画を撮影、編集するまでのすべての専門的な技術を身に着けられるようにします。
アニメーションの長さはさまざまで30秒から数分になります。
ポールはこう言います。
「ここから大学に進学した生徒も数人います。
これまでにいくつかの大きなプロジェクトも行ってきました。
最近のプロジェクトでは、慈善団体の寄付のプロモーションのためのものでした。
すべての生徒たちが何からかのかたちで製作に参加してもらおうと考えていたストップモーションアニメです。
3人の生徒が最初は製作の作業を拒否しました。
その選択をしてもかまいません。そうできることは良いことです。
その後に、みんなが参加できるように調整しました」
(出典・画像:英The Star)
ストップモーションアニメ、本当に手間がかかりますがその分出来上がると素晴らしいものです。
今はスマホの写真でもちょっとそんな事が出来るので、私やうちの子のきょうだいも作ったことがあります。
求められる集中力と根気に、その強みを発揮できる発達障害の方も少なくなさそうですね。
映画を作り発達障害の若者たちが映画スタッフの仕事を学べる機会
(チャーリー)