- 発達障害のある子供が緊急時にパニックを起こしたらどう対処すればよいですか?
- 自閉症の子供にとって安心できる環境を作るためにはどうすればよいですか?
- 緊急対応者が発達障害のある人々に適切に対応するためにはどんな訓練が必要ですか?
米ペンシルバニア州のマンハイム消防署の消防士は、先月起きたスクールバスの事故の後、落ち着きを取り戻した5歳の少年と再会を果たしました。
11月22日、事故現場で救出活動を行った消防士のアンディ・キルヒナーはジョジョ・コロンが救急車に乗ることを拒んで苦しんでいるところを助けました。
キルヒナーはジョジョにこう伝えました。
「救急車が来たら、ジョジョはここから離れます。」
ジョジョはそばにいた女の人の手をはなさずに、ずっとぐるぐる回ってそこから動きませんでした。
消防士のキルヒナーは、ジョジョにわかりやすく理解してもらおうと努めました。
キルヒナーは少し離れたところにつれていき、ジョジョの目の高さにあわせて、ジョジョが安心できるまで話し続けました。
「ジョジョは動こうとしませんでした。
私の顔をみて頬をさわって、私の鼻で遊ぶと、落ち着いてくれました。
そして、救急車に乗れるようになりました」
ジョジョの母親は、本当に感謝をしていて、言葉では表せないといいます。
「その写真を見て泣いてしまいました。
私がいなかったときに、私の息子のために彼がいてくれたことがどれだけ息子の安心につながったでしょうか。」
キルヒナーは、ジョジョが他の子どもとは少し違っていることがすぐにわかったといいます。
「私の息子と同じで、少し違っていることがすぐにわかりました」
キルヒナーの3歳の息子は発達障害と診断されたばかりでした。
「息子は、決まったことを決まったとおりに行うのが好きです。それが変わるのを嫌います。
なので、ジョジョが救急車に乗りたくないことがすぐにわかったんです」
ジョジョとキルヒナーは再会しました。
ジョジョはこう言います。
「消防士が何であるかわかりました。
私たちみんなを助けてくれる存在です」
そして、わかったもっと大きなことは、新しい友だちができたということです。
SNSに投稿された写真は、特別支援を必要とする人たちへの救急に関わる人たちの訓練の必要性について、多くの人が考えるきっかけになりました。
実際、多くの人たちから消防士のキルヒナーにアドバイスを求める声がありました。
キルヒナーそしてマンハイム消防署は、全国で特別支援を必要とする人への救急活動についての訓練が行われるようになることを願っています。
(出典・画像:米fox43)
発達障害の子をもつ親として、よくわかってくれている大人は安心です。頼りになります。
まして、同じ親であればなおさら。
なかなか、こういう偶然ははないと思うので、ご理解、訓練頂ければと願います。
警察、消防、救急の人たちと発達障害の人たちとが交流し理解する
(チャーリー)