- 発達障害の子供に対して乗馬療育はどのように役立つのか?
- 発達障害の子供が落ち着くために、他にどんな療法があるのか?
- 発達障害の子供をサポートするために、家庭や学校でできる他の方法は何か?
リサ・マリー・チャップマンは2019年の4月に2頭の馬でベガサス乗馬療育所を作り、今は6頭の馬がいます。
「発達障害と診断された子どもは学校ではほとんど適切なサポートを受けることができず、家族はどうしていいのかわからなくなっています」
発達障害の子を馬は助けるとリサは言います。
「馬は子どもたちをとてもよく受け入れます。
そしてすぐに友だちになります。
子どもたちはすぐに落ち着くようになり、そしてありのままの自分になれます」
ペガサス乗馬療育所はイギリスのトーネバレーファームにあり週に7日営業しています。
「重度の発達障害のおいのアルフィーのためにと思って、始めました。
ここに来れば、ありのままの自分になれます。
私たちがサポートします。
私たちが学校にも行って取り組みを紹介しています。
発達障害の子どもたちのためにできることは何でもします」
乗馬療育は高価なものが少なくありません。
「お金持ちの家にだけ発達障害の子がいるわけではありません。
余裕がない家庭の子でもここには来れます。
ここに来れば子どもたちが変わります。
それは、他の人と違うのは悪いことでは全くなく堂々としていいことがわかるからです」
14歳のチェルシー・ブースもここに通っています。
母親のアマンダはこう言います。
「学校ではいつも成績はとてもいいのですが、自尊心、自信をなくして苦しんでいました。
ずっとしてきたダンスも止めて、自傷行為も始めました。
いじめが原因でした。
娘はいくつかカウンセリングも受けるようになりましたが、娘の状態は改善することはありませんでした。
とうとう娘が行方不明になるときがありました。
娘は列車の線路の上にいるところを発見されました。
私もどうにかなりそうでした」
ここに通うようになるとチェルシーの状況が変わり始めました。
「初回のレッスンだけで、娘が少し変わったことに気づきました。
リサは娘のチェルシーだけでなく私たち家族も助けてくれるように思えました。
そして娘は変わったんです。
リサには魔法があるようです。
チェルシーに一生懸命、取り組んでくれています。
娘の変化は本当に信じられないほどで、ここでの乗馬療育は誰にもおすすめしたいと思います。
リサ、そしてリサの家族全員が、娘と私たち家族を変えてくれたことに本当に感謝しています」
7歳のベンジャミン・イーグルもここに通うようになって助けられました。
母親のトレイシーはこう言います。
「私はずっとこうした場所を探していました。
息子が発達障害だというと、なかなか見つかりませんでした。
ここが見つかって通うようになってから、息子はずっと落ち着いていて気分もとても良いです。
障害の有無に関わらず、どんな子どももここで変わったのを私も見てきました。
私もリサとリサの家族たちがしてくれたことに適当な言葉が見つからないくらい感謝しています。
リサのような人は世界中をさがしてもそうはいないはずです。」
(出典・画像:英Doncaster Free Press)
お馬さんが助けてくれることはこれまでにも多く伝えられていますが、ここは取り組む人の力も本当に大きいのでしょう。
いじめられて、まして命にかかわるようになるのなら、後のことは後で考えればよいと決めて、まず学校に行かない、避難してください。
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