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異常な食べ物の好みをもつ自閉症の子は発達障害でない子の15倍

time 2019/09/27

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

異常な食べ物の好みをもつ自閉症の子は発達障害でない子の15倍
  • 発達障害や知的障害のない子どもたちは、いつ食べ物が好きになるのか?
  • 異食症がある子どもたちは、なぜ食べ物でないものを食べるのか?
  • 特別支援学校の先生は、いかにして食事の多様性を広げる手助けをするのか?

米国の発達障害の子供たちは、味がうすく淡い色の食べ物を好む傾向があります。
そしてなかには、クレヨン、石けん、紙などを好んで食べてしまう子もいます。
新しい研究では、自閉症の子ども1462人、注意欠陥多動性障害(ADHD)や知的障害など子ども327人、そして比較対象とするための発達障害や知的障害がない子ども313人の食行動について調査が行われました。
その結果、自閉症の子どもでは異常な食べ物の好みをもっていることが、他の発達障害や知的障害の子どもに比べて5倍、発達障害や知的障害のない子どもの15倍もあることがわかりました。
自閉症スペクトラム障害の子どもたちも、マカロニ、チーズ、チキンナゲット、フライドポテト、ホットドッグなど発達障害や知的障害のない子どもたちも好きな食べ物を食べます。
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自閉症の子どもの多くは他の人と変わりはありませんでしたが、例外はあります。
自閉症の子どもの253人はチキンナゲットのような加工鶏肉食品やパンなどの穀物食品だけを食べていました。
ある子どもはレモンを生でかじることが大好きでした。
スプーン一杯のコショウが大好きな子どももいました。
自閉症の子どものおよそ半数は、食感に敏感です。
マッシュポテトやヨーグルトなど、なめらかでクリーミーな食感の食べ物を嫌う子もいれば、
肉や生野菜など噛む必要がある食べ物を嫌う子もいます。
そして、自閉症の子どもの約20パーセントは食べ物を口に入れても、飲み込んでいませんでした。
そして12パーセントの自閉症の子どもに、泥や紙など食べ物でないものを食べてしまう「異食症」がみられました。
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またこの研究で報告されている食に関わる行動にはこんなものありました。
食べる前にかならず匂いを嗅ぐ。
パンを食べることができなくても、ホットドッグの場合にだけは食べる。
この研究は”Research in Autism Spectrum Disorders”で発表されています。
(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay
うちの子も「からあげ」とポテチ、フライドポテトばかり食べて大きくなってきましたが、特別支援学校の先生がずっと熱心にとりくんで下さったおかげで今ではいろいろ食べています。それでも大好きなのはからあげとポテトなのですが。
今年に入って、バニラアイスクリームを食べてくれるようになりました。
今まではスプーンで口にいれようとしても拒否していたのですが、あるとき渋々食べてくれました。
食べてみたらおいしかったのでしょう。今ではスプーンで口のまえに持っていくとパクっと食べてくれます。
おいしいものを一緒においしいと思えるのはとてもうれしいです。
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(チャーリー)


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