- 誕生日や祝日を経験することの意義は何か?
- 子どもや大人が持つ様々な経験や願望を叶えることの重要性は何か?
- 親や家族のサポートだけでなく、第三者が支援をすることのメリットは何か?
特別支援を必要とする知的障害のある30歳の男性は、父親を亡くした後、中学校時代の先生とこれから過ごしていくことになりました。
そして人生で初めての誕生日パーティーを経験しました。
2ヶ月前、クリス・バリントンは米テキサス州の高速道路を一人で歩いているところを保護されました。
バリントンは2日間も高速道路をさまよい歩いていました。
後から判明しましたが、バリントンの父親は白血病が進行し立ち上がることもできない状態となっていました。
他に家族がいるかどうかをたずねられて、バリントンが唯一名前を言えたのは中学校時代の先生のミシェル・ジラードでした。
ジラードは、自分がバリントンを保護するしかないと思いました。
「バリントンを私が連れて行かなかったら、どうなりますか?
施設に入るしかありません。
私にはバリントンがそれを望んでいるようには見えませんでした。」
バリントンの父親は亡くなりました。
ジラードはバリントンを保護する予定です。
バリントンはこれまでの人生で誕生日や祝日にお祝いをされて経験がありませんでした。
ジラードはまずそれを変えたいと思いました。
「バリントンは誕生日パーティーを経験したこともなければ、誕生日プレゼントも一つも持っていませんでした。
クリスマス、感謝祭、お祝いをされたことがなかったんです。
だから、今年は初めて経験するんです。」
ジラールはバリントンに初めての誕生日パーティーを開きました。
そして、地元の企業が協力して、初めてボートにも乗ることができました。
「子どもにはやりたいことがたくさんあることをみんな知っているでしょう。
ディズニーに行きたい、ハワイに行きたい。
バリントンは、ボートに乗りたかったんです。
とても喜んでいました。」
そう協力した、ジミー・ベネットは言います。
バリントンは父親を亡くしたにも関わらず、親切な先生のおかげで今はたくさんの愛情の中で過ごすことができています。
バリントンが中学生の頃もずっと先生として面倒を見ていたジラールはこう言います。
「バリントンには楽しい人生をこれから過ごしてほしい。
ずっとたいへんだったんですから。」
(出典・画像:米People)
高等部に進学してからうちの子は、自ら引っ掻いて顔、全身が傷だらけ、さらには異常行動、そして学校にも行けなくなったりしたのですが、ずっと中学時代にお世話になっていた先生も心配してくださって、うちの子も親の私も本当にありがたく思っています。
うちの子は話すことはできないので、名前を上げたりすることはできませんが、間違いなく先生のことを親のように思っているはずです。
知的障害のおじいさんが素晴らしい家族と一緒に住めるようになる
(チャーリー)