- 発達障害や知的障害を持つ子供や大人が楽しめる遊園地は存在しますか?
- 障害を持つ子供や大人がもっと安心して遊べるための特別な時間は設けられているのでしょうか?
- 感覚に敏感な人々がパニックにならないようにするために、どんな取り組みが行われていますか?
月曜日の午前、乗り物はいつもよりも遅く回りました。
米インディアナ州にあるエルクハート・カウンティ・フェア遊園地では、20の施設が乗りやすいように、回転速度を変えたり配慮した調整を行い、知的障害や発達障害のあるお客さんを迎えました。
さらに乗り物は無料で楽しむことができます。
「2時間の間、行いました。
発達障害や知的障害の小さな子どもから大人の人までが楽しめるようにそうしました。」
そう、この遊園地のオペレーターのダグ・トルンは言います。
回転速度を変えただけでなく、明るく点滅しているライトやいつもは大きな音楽の音量も抑えたものにしてあります。
「大きく助けになります。こうした発達障害の子どもたちには本当にそうなんです。」
そう自閉症の高校生の息子のマラキを連れてきたトリシア・マロンはそう言います。
長い船のようなかたちをした巨大なブランコの乗り物「ファラオの怒り」に5回もマラキは乗ったそうです。
マラキは一番高い位置になると両手を上げて喜びました。
発達遅滞とてんかんをかかえる11歳のエリン・ローゼンベリーは兄と一緒に「ファンスライド」を楽しみました。
発達障害、知的障害、どの子も楽しんでいる姿は他の子どもたちと何も変わらないものでした。
「まわりの目を気にすることなく、どこにでも歩き回って楽しむことができました。
本当に楽しい気分になります。」
そう母親のトリシアは言います。
親たちは、この遊園地のこうした取り組みに本当に感謝をしています。
「参加させてもらえて本当に素晴らしいと思っています。
また、子どもも列にしんぼう強く並ぶこともできてるんです。」
そうエリンの母親も言います。
このとりくみは誰もが受け入れられ楽しめる環境を作ることでした。
「ギャップを埋めること。それなんです。
そして、つなぐことです。
みんな同じであることを示すんです。」
支援団体のジョー・カハリックはそう言います。
感覚に敏感な人がパニックになってしまいそうなときに非難できるテントも設置されていました。
(出典・画像:米THE GOSHEN NEWS)
乗り物の速度調整まで行って頂かなくても、そうした方たち専用の時間をわずかでも設けられたら、とても喜ばれるのではないかと思います。
奇声を発したり、急に走り出したり、見た目が変わっていても、まわりに奇異な目で見られないと助かります。
一緒にいるきょうだいが嫌な気持ちになってしまうだろうと思うと、なかなか連れて行けなくなってしまうので。
発達障害の子の父が39億円かけ作った遊園地
(チャーリー)