- 発達障害の人が才能を発揮する方法にはどんなものがありますか?
- 音楽は発達障害の人にとってどのような効果がありますか?
- 社会が発達障害をもつ人々に対してどのように接するべきですか?
イギリスのランカスターでは、毎年夏になると、誰でも弾けるピアノが置かれます。
発達障害の一人の男性は、そこでピアノを弾くことを日課にしています。
ブラッド・ミニグが座り、ピアノを弾きます。
それは、覚えている曲を弾くのではありません。
座るたびに、新しい曲が頭に降りてくるといいます。
ブラッドはそれを、現実逃避あるいは、いつも伝えたいことが伝えられない代わりの表現手段だといいます。
「現実から、私が離れられる方法なんです。
周りに人がいるのを知りました、それは私の感情が呼んだのだと思います。
私の心の中に聞こえてくるんです。それで作曲をしています。
そうとしかいえません。」
ブラッドがまだ子どもの頃に家族が発見してくれたといいます。
「ピアノに出会って、私はすぐに演奏ができました。
ママは弾いたことがないのに、と驚いていました。」
そしてブラッドは発達障害であることが自分を助けてくれたといいます。
「私は発達障害の自閉症です。
脅迫観念にかられています。なのでずっと全力でした。」
ブラッドは発達障害の人に対する考えを変えたいといいます。
「私はずっといじめられてきました。
まわりの人たち、生徒たち、先生、専門家、みんな発達障害について理解できていませんでした。
みんな、私が高校を卒業することは無理だと思っていました。」
ブラッドは毎日、作曲をしながらピアノを弾いています。
これまでに何百もの曲を作り、19のアルバムをリリースしています。
ブラッドはみんなが弾けるピアノを最大限に活用しているといえるでしょう。
2009年以来、イギリスのランカスター周辺には120を超えるピアノが置かれています。
「私は毎日、曲が頭に降りてくるのにあわせて努力してきました。
私は多くの人たちが、レッテルを貼り、私にはできないと言ってきたことにうんざりでした。」
ブラッドは長年にわたって自分を応援してきてくれた人には本当に感謝をしているといいます。
そして世界に自分の才能を見せたいと願っています。
「発達障害の人は素晴らしい能力をもっているんです。」
(出典:米Fox43)
街の中にたくさんピアノが置かれているんですね。
持っている素晴らしい価値をたくさんの人に見せて、
発達障害の人にそんなレッテルが未だに貼られているのなら、残らず剥がしてしまって頂きたいと願います。
発達障害の少年は動画とスプレー缶で才能発揮
(チャーリー)