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感覚過敏の自閉症赤ちゃんは少しすると自傷を行う可能性が高い

time 2019/05/08

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

感覚過敏の自閉症赤ちゃんは少しすると自傷を行う可能性が高い
  • 自閉症の子供が成長するにつれて自傷行為が増える可能性はあるのか?
  • 生後12ヶ月の時点で自閉症の兆候として何を注意すべきか?
  • 自閉症の子供の自傷行為を予防する方法はあるのか?

光や音、触った感じなどに対して極端な反応を示す自閉症の赤ちゃんは、幼児になると自傷を行う傾向があるという研究が発表されました。
米ミネソタ大学のアデル・ディミアン研究員はこう言います。
「赤ちゃんが感覚に過敏に反応していたら、少しすると自傷行為を行ってしまうかもしれません。
注意しなければなりません。」
自閉症の子どもの約25パーセントは、頭を壁や床などにぶつけたり、皮膚をちぎったり、噛んだりして自分自身を傷つけています。
こうした行動が習慣になってしまうと、ケガの治療は困難なものになります。
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ディミアンらによる研究チームは、自傷行為の予測につながる兆しを探しました。
自閉症の兄姉をもつ、自閉症になるリスクが高いと考えられる149人の子どものデータを分析しました。
生後12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、それぞれの時点で親たちに子どもの感覚に対する反応や反復行動についてアンケートに回答してもらいました。
また、3歳になるまでに41人の自閉症の子どもたちの認知能力も測定しました。
自閉症の兄姉をもつ子どもの約39パーセントが、生後12ヶ月の時点で自傷を行っていました。
24ヶ月では約35パーセント、36ヶ月で22パーセント、と大きくなるに連れて減少していました。
しかし、自閉症の兄姉をもつ子どもの中で、自分も自閉症と診断された子どもは、そうでない子どもに比べて自傷を行う可能性が4倍にもなっていました。
12ヶ月で自閉症の兄姉をもつ子どもの約半数が、自傷でよく見られる、頭などを自らぶつけることを行っていました。
自閉症でない子どもは大きくなるにつれて止めましたが、自閉症の子どもでは止みませんでした。
「自傷行為は止めることを願っているだけではだめです。
注意して対応しなければなりません。」
そうディミアン研究員は言います。
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自閉症の子どもたちは、大きくなるにつれて、皮膚をちぎったり、引っ掻いたりするなど自傷行為が他の形態になったり、激しいものになっていました。
「子どもの運動発達が進むにつれて、さまざまな形態の自傷行為が現れてきます。」
研究チームは、統計的な分析を用いて、生後36ヶ月の時点で自傷行為を行うようになると予測できる、生後12ヶ月の時点でわかる兆しを特定しました。
最もそうなる確率が高い兆しは、反復行動でした。
次に、感覚に対して過敏、あるいは過小であることでした。
研究チームではこれらの調査結果をもとに、自傷行為にいたるリスクを測れるようにし、自傷行為を予防できるようにしたいと述べています。
(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay
うちの子も今、顔や体は傷だらけ、ボロボロです。
自傷行為とは違う?と思うのですが、ちょっとでも気になると掻き出して、傷になり、傷ができるとそれをまた気にして掻き出す。
それを繰り返して、傷だらけです。皮膚科にも通っていますが、なかなか治らないでいます。
暑くなる前に治ってほしいと願っています。
知能指数と反復行動の評価から、自閉症の人の自傷を防げる可能性

(チャーリー)


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