- 自閉症スペクトラム障害の人が感覚過敏であることは一般的なのか?
- 発達障害の子どもと家族が安心して楽しめる施設はどこにあるのか?
- 発達障害の子どもが楽しめる環境を提供している施設では、どのような配慮がされているのか?
繊細な彩りの踊りが3歳のデクスターを笑顔にします。
米シアトルのパシフィックサイエンスセンター内にあるトロピカルバタフライガーデンは、デクスターのような発達障害の子が親と一緒に静かに散策できる安全な場所です。
「新しく来た場所だと、慣れるのに時間がかかります。
慣れてしまえば、とても快適に過ごせるようになります。」
そうデクスターの父親のベンジャミン・ドワンが言います。
しかし1年に何百万人もの人が来る場所では、感覚過敏の発達障害の子には人混みや騒音によって怖い場所となってしまいます。
米シアトル・チルドレン・オーティズムセンターのジェニファー・ガーツ博士は、自閉症スペクトラム障害の人が感覚過敏であることはとても一般的なことだといいます。
父親のベンジャミンは、誕生日パーティーでデクスターの感覚の問題に気づきました。
「デキスターの3歳の誕生日のときです。
私たちがハッピーバースデーを歌って、拍手をすると息子は怖がっていました。」
ここサイエンスセンターでは月に1回、発達障害の子どもと家族のために特別に早い時間と遅い時間に無料で楽しめる機会を提供しています。
サイエンスセンターのカリサ・コールウッドはこう言います。
「この2つの時間帯は混雑がありません。また展示品から出る音も小さくしています。
穏やかに楽しんでもらえる時間です。」
サイエンスセンター内の動物園では、静かに楽しめる場所がわかるようにした地図を提供しています。
そして、動物園を出ると親しみやすい植物や、鐘もあって色鮮やかな庭園もあります。
父親のベンジャミンはデクスターがとても楽しめているところを見ることができました。
他の子と同じように楽しい経験をしてほしいといつも願っています。
「息子の笑顔が見えれば最高です。」
(出典・画像:米katv)
笑顔が見えれば最高。
本当にその気持ち、よくわかります。同感です。
うちの子は、作り笑いとか絶対にできないので、笑顔のときには間違いなくうれしいんです。
うれしいところを見れると、見ているこっちもうれしくなります。
笑顔を見たくて生きている感じです。
発達障害の子のためのニューヨーク交通博物館の放課後プログラム
(チャーリー)