- 発達障害の子供が特定の音に対する恐怖を克服する方法は?
- 子供が乗り物や機械に強い興味を持っている場合、どのようにサポートすればよいか?
- 興味を持つものに対して深く追求することができる発達障害の特性をどのように活かせばよいか?
アレックス・マンは恐怖に立ち向かうことで、恐怖を克服してきました。
2年前から、火災警報器に触れています。
今回の消防避難訓練では、アレックスは火災警報器の音に恐れることなく、むしろ好みになっていました。
アレックスは、火災警報器のすべてについて学び覚えています。
発達障害の18歳のアレックスは、飛行機の恐怖を乗り越えるときも同じことをしました。
飛行機についてたくさんのことを学び、飛んでいる飛行機をみれば、エンジンのスペックなどを言うことができます。
もう、飛行機に乗ることに恐怖はありません。
アレックスはこういいます。
「関心をもったものを深く掘り下げていくのは、発達障害の人のクールな特徴なんです。」
火災警報器や消火設備の製造販売を行っている企業の見学ツアーでは、アレックスは立ち止まってばかりです。
学校向けの警報機の裏側を見てこういいます。
「システムはこう出来ているんです。
命を救ってくれる機械なんです。」
アレックスは現在、学校ではコンピュータシステムの研究を行っています。
そして火に対する安全について強く興味をもっています。
アレックスはネットで、煙探知機、熱探知機、ベル、ライトなどを収集しています。
「僕は1960年代のものからもっています。」
アレックスがこの火災警報器などを収集していることをこの企業は知り、見学ツアーへ招待しました。
父親のウィルは、息子のアレックスが警報を恐れていたこれまでの日々を思い出します。
あまりにも怖がるために、学校での消防訓練のときには、先生たちはアレックスを遠くに連れていきました。
ウィルは息子のアレックスは車やバスにも強い興味をもっているといいます。
兄弟のトーマスもこういいます。
「関心のあるものはすべて覚えているんです。すごいんです。」
(出典・画像:米THE MORNING CALL)
何かに興味を持つことがあったら、徹底的に応援したいものです。
子どもも親も、それで大きく成長することにつながるはずです。
ジェットコースターが発達障害の子と親の世界を変えてくれた
(チャーリー)