- 子供がネット上で危険な動画を見るリスクはどのように避けられるのか?
- 発達障害を持つ子供が危険な行動を取る理由は何か?
- 親が子供に適切なネット利用の指導をするためにはどうすればいいのか?
母親は家族を混乱に陥れるネットの危険を伝えます。
「モモ」というキャラクターが再び現れています。
イギリスでは学校と警察がこのYoutbeの動画に対して警戒を呼びかけています。
「娘はあと数分で、爆発事故を起こすところでした。
恐怖心がなくなり、自分や他人までも傷つけるところでした。」
そう母親のパール・ウッズは言います。
娘のゾーイは12歳、発達障害があります。
母親が視聴設定をした上で、動画を見ていました。
「娘は自閉症スペクトラム障害ですが、他の子どもたちも動画は大好きなものです。」
娘のゾーイは、数週間前から異常な行動を見せていました。
「自殺願望を見せるようになりました。
私にナイフの場所を聞いてきました。
理由がわかりませんでした。」
そう母親のパールは言います。
先週の週末、ゾーイはガスコンロのガスを出しっぱなしにしました。
ガス爆発につながる危険なことです。
「娘は『モモ』について私に話し続けました。
何のことだか、私にはわかりませんでした。」
そして、娘のゾーイが見ている動画の中から、恐ろしい動画を見つけたのです。
「私が部屋に入ると、ゾーイは画面を消しました。
そのとき私には、不気味な顔が見えました。
娘は狼狽しながら、悪いものを見たと謝りました。」
(当画像は加工したものです。)
ゾーイひとりだけではありません。
この動画は、多くの子供たちに見られています。
この動画はモモと呼ばれるキャラクターが子どもたちに危険なことをさせようとするものです。
「娘が見たと思う動画の一つでは、私が寝ている間にストーブの火をつけるように言っていました。」
消防士のクリス・ベスタはこう言います。
「本当にガス爆発の危険性がありました。
子どもたちがネットで見ているもの行っていることに注意を払うこと、子どもにたずねて本当に親は注意をしてください。」
「たった15秒程度の動画で、私たちの生活が大きく変わってしまいました。
もう動画を見せることはできません。」
母親のパールは、他の家族にこんな危険なことが起こることがないように願っています。
「ごめんなさい。」
ゾーイは謝ります。
「あなたはわからなかっただけ、あなたが悪いわけではない。」
そうパールは答えます。
この危険な動画はYoutubeの子ども向けフィルタでも視聴できるものになっていたといいます。
グーグルは自動で年に何百万もの不適切な動画を削除していると発表しています。
(出典・画像:米CBS Sacramento)
重度の発達障害のうちの子は動画などに興味はありませんが、きょうだいの子は大好きです。
何時間も見るので、たびたび注意しなければなりません。
私は全面禁止というふうにはしたくないので、注意の繰り返しです。
そしてこんな、子どもたちに危険な行為をさせようとする「モモ・チャレンジ」と呼ばれている動画が話題になっています。
※一方で実はそんな動画はなく、モモの画像を使ってそんな動画があるというデマが流行しているだけ、フェイクニュースだと現在はいわれているようです。
私はこの一連の騒動をこれまで知りませんでしたが、こうした報道がありイギリスの北アイルランド警察で注意喚起が行われたのは事実です。
そんな動画が存在しないとなれば、この発達障害の子がしたという行動や母親の言動にある闇に深く考えさせられてしまいます。
「モモ 自殺 チャレンジ」と検索すると、日本でもすでにたくさんのサイトが出てきました。
こうした子どもたちに危険行為や自殺をさせようとするような悪意のある動画が存在するかもしれないことは親は知っておかなければなりません。
(なお、モモと呼ばれているこのキャラクターは日本の方が作ったもので、勝手に盗用、悪用されているとのこと。)
親も一緒に遊ぶことが発達障害の子のゲーム依存の防止につながる
(チャーリー)