- 動物とのふれあいが、発達障害の子どもたちにどのような影響を与えるのか?
- INKA休息農場で行われているプログラムは、なぜ発達障害の子どもたちに効果的なのか?
- 発達障害の子どもたちにとって、動物とのふれあいがなぜ重要なのか?
小さな体の動物たちが発達障害の子どもたちにやすらぎを与えています。
オーストラリアにあるINKA休息農場には、豚、ひつじ、ヤギ、馬がいます。
発達障害の子どもたちはここに来て、動物たちの世話をします。
農場の管理者、ジム・ブロウニーは大きな動物は怖がってしまうが、ここの小さな動物たちを怖がることはないといいます。
「みんなここに来ると落ち着いています。
他の場所ではそうでなくても、ここに来ると変わります。
動物と触れ合うことで、自由を感じています。
そして、街の騒がしさがここにはありません。」
他の場所では厳しい状況になることがある発達障害の子どもも変わるといいます。
「パニックを起こしてしまいそうな場合に、動物のそばに連れてくると、すぐに落ち着くことが多くあります。
動物たちがすばらしい治療方法になっているんです。
子どもたちも、動物に餌をやったりすることが大好きで楽しんでいます。
いつも、子どもたちは動物はうまくやりとりをしています。」
農場の管理者のジムは、ここの運営のためにミニ豚を飼育して販売しています。
ここ数年、犬や猫のようにペットとして人気になっているのです。
「豚は賢くて、3歳の子ども程度の知能を持っています。
しつけるのも簡単なんです。
見知らぬ人には用心深いので最初は犬よりも少し大変ですが、それを乗り越えれば、早く学んでいきます。
とても楽しい動物です。水が大好きです。
海に連れて行くと、喜んで、犬と同じように遊びます。」
ミニ豚をペットとして飼うようになってから、ジムの家族たちはベーコンを食べることはなくなったそうです。
ここで宿泊する子どもたちの世話も行っている発達障害の20歳のトム・リーンはここが2つ目の自分の家だと語ります。
「街の外にあるここが大好きです。
ここに来るとリラックスできます。イライラすることが減ります。
日常の現実から、逃れられます。それはいいことだと思います。
動物の世話をするのが大好きです。」
(出典・画像:豪abc)
動物が癒やしてくれるのは間違いありません。それは発達障害の子であればさらに。
動物と触れ合っている姿をみるだけで、こちらも癒やされます。
発達障害の人たちと虐待された動物たちがふれあい助けられる
(チャーリー)