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発達障害の子が7年かけて育ててきた、とても大きな小さなりんご

time 2019/01/12

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の子が7年かけて育ててきた、とても大きな小さなりんご
  • タリンがりんごの木を育てるために何をしたのか?
  • タリンの家族がりんごの木の成長で感じたことは何か?
  • タリンにとってりんごの木は何を象徴しているのか?

タリン・ヒギンス少年が、長い忍耐の上の達成を見せてくれました。
そうなるまでに7年もかかりました。
タリンが学校に入るまえに植えたりんごの種が木になり、そして初めての実をつけたのです。
タリンは発達障害です。食べるものがとても限られています。
くだものはりんごしか食べません。
「りんごは、学校のお弁当にもっていける、ただ一つのくだものです。」
そうタリンの母親のサムは言います。
ずっとタリンは自分が食べたりんごの種を集めていました。
保育園に通っている頃、りんごの種を植えてみるように先生からすすめられました。
「最初は先生と一緒になって保育園の庭に種を植えました。
先生と息子は毎日水をやっていました。
保育園を卒業するときには、植えた土ごと鉢に入れてもってきました。
ずっと、変化はありませんした。
しかし長い時間が過ぎて、成長をはじめました。鉢をどんどん大きなものに変えていきました。」
そうサムは言います。
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りんごの木は、今は自宅の裏庭に植えられていました。
りんごの種をまいてから7年がたち、ついに小さなりんごがなりました。
タリンが犬と遊ぼうと外に出かけたときに見つけました。
「タリンが家に戻ってくると、叫んで飛び回りました。
『りんごがなったよ!』
まるで、そう言っているようでした。」
まだまだ小さくて食べれるりんごではありませんが、そんなことはタリンやサムの喜びには関係ないものでした。
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タリンと双子の兄弟のジェイ、二人とも発達障害です。
これまでに困難もありましたが、この小さなりんごは、家族にとっては成長と達成のシンボルです。
「子どもたちは学校での生活に困難をかかえています。
これまでに4回も転校しています。
りんごの木の成長を目にすることは、私たち家族の支えとなっていました。」
そう母親のサムは言います。
タリンには知的な遅れもあるために学業は難しいですが、現在通っている学校で、積極的に何かに取り組んでいる人に与えられる賞を受賞しました。
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「タリンには難しいことも多いですが、運動は得意です。
このりんごの木が実をつけるまで、がんばって達成した経験から、ますますがんばりそうです。
息子は私たち家族のモットー
『決してあきらめない。』
それを本当に見せてくれたんです。」
(出典・画像:豪Wingham Chronicle
本当に大きなりんごだと思います。
いつ芽が出るかわからなくても、あきらめなければ、こうしていつかは実になります。
勇気を与えてくれますね。
オーストラリア中を4ヶ月間走った発達障害のフォレスト・ガンプ

(チャーリー)


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