- スクラブルが発達障害の人にとってどのような存在になっているのか?
- 家族はリッキーのスクラブルの才能にどう対応したのか?
- リッキーの将来の夢や目標は何か?
文字を並べて単語を作って得点を競うゲーム「スクラブル」が、9歳の発達障害の少年にはゲーム以上の存在になっています。
リッキー・ロドリゲスは1歳半のときに発達障害と診断をされています。
小さなころから言葉や文字のつづりが大好きでした。
「読書をはじめました。それからアプリでそしてネットで文字のゲームで遊ぶようになりました。
すると、ものすごいスコアを出したようなことを言い始めました。
私たち家族は、最初は本気にしていませんでした。
しかし、ゲームをみるとそれは本当でした。ネットで他の人たちに勝っていました。」
文字を並べて単語を作るゲーム「スクラブル」をリッキーに教えました。
「息子は簡単に私に勝ちました。
7歳の子が父親を打ち負かすなんて、本当にすごいし面白いと思いました。
それから母親にも、おばあちゃんにも勝ちました。」
その後、家族たちはリッキーがもっとチャレンジできるようにしたいと考えました。
「私たちは、スクラブル好きの人たちが集まって、競い合っている集まりがあることを知りました。
地元の集まり、それから米テキサス州で行われている大会のことも知りました。
息子はすべてに勝つとまではいきませんが、強いです。勝ちます。
あるトーナメント大会では準優勝でした。」
リッキーの母親のエリンはこう言います。
「息子のリッキーが3歳のとき、お気に入りは辞書でした。
うちには5つの辞書があって、上手に開いて見ていました。」
エリンはリッキーの知っている難しい単語に驚くといいます。
「その単語を知らなくて驚くこともあります。
『DJINが好き。』
そう言うんです。そんな単語はないよと言うと、調べて見せてくれるんです。
ああ、ありました!
私たちが知っているよりも、ずっとたくさんの言葉を息子は知っています。」
母親のエリンは、リッキーのように二人の発達障害の兄弟にもすごい能力があると信じています。
エリンは、リッキーの発達障害について、もともと人生の大きな障害にはなっていなかったものの、改善してきたといいます。
「長い道のりを歩んできました。
リッキーはゲームに負けると、本当に心の底から怒っていました。
しかし、いまでは負けてもそんなふうにはなりません。
勝ったときには家族みんなで興奮していますけれど。
本当にうれしいのは、息子が自信を持った顔になっていることです。
私は他の兄弟たちにも、好きなことを見つけたいと思っています。」
リッキーにスクラブルを教えている、マット・デウォルシェはこう言います。
「リッキーがこれまでのように一生懸命がんばっていけば、素晴らしい選手になるはずです。」
大会ではリッキーはたくさんの人が注目をし、そして驚いているといいます。
「素晴らしいプレーをしています。
むしろ、リッキーより年上の相手のほうが、いらだちを見せています。
リッキーは紳士にプレーをしています。」
リッキーは将来についてこう言います。
「僕はいつか、料理人になりたい。
作家にもなりたい。」
地理も得意です。ピアノとチェロも弾くリッキーですが、本も書き始めています。
これからスクラブルの大会が行われるデューク大学に行ったり、ネバダ州で行われる全国大会にも参加予定です。
リッキーが今願っているのは、同い年くらいの子どもたちにもっとスクラブルで遊んでほしいということです。
「やっていたいと思ったら、すぐにしてみてください。
僕はスクラブルが大好きです。本当に楽しいんです。
他にも子どもがいたらいいのにと思います。」
(出典・画像:米ksat)
大好きなもので、世代に関係なく人と交流をして、そして勝つ!
本当に楽しい、家族もうれしいことだと思います。
こんなものを一緒に見つけたいですね。
剣と魔法の力で発達障害の人のコミュニケーション能力が向上
(チャーリー)