- 発達障害を持つ子供に適したスポーツや活動は何ですか?
- 発達障害を持つ子供の社交性を向上させるためにはどうしたら良いですか?
- 身体障害者でも楽しめるスポーツはありますか?
ブルドッグズフィットネスアンドボクシングセンターのオーナーのペギー・マーツは、こう言います。
「自分がやるべきことを見つけたような気がしました。
私が探していた場所、私がいれる場所、そんな安全で、成長できる場所を作ることです。
ペギーは元保安官です。PTSDを患っていました。
自分自身を癒やすために仕事を辞め、ボクシングを学び、コーチにまでなりました。
そして、発達障害、パーキンソン病、脳性麻痺、視覚障害、そして車椅子の生活を送っている人までを生徒にしてボクシングを教えるようになりました。
スポーツを通じて、障害のある人たちの生活を豊かにしたいと考えています。
「たくさんやりたいことはありましたが、まずこの場所を作りました。
みんな家族のようなものです。」
参加している人たちは、ここに通うようになってからのプラスのこと、スポーツをすることで肉体的、精神的、そして社会的にも強くなれたといいます。
ブランディ・バッズには発達障害の息子のブロディがいます。
ブロディがここでボクシングをするようになってから、とても困難な状況にあった生活が変わったといいます。
「ブロディはとても反社会的な行動をとることがありました。
学校でもいつも階段に座って、他の子どもたちと交流することができていないと学校から連絡もありました。
そして、とても太っていました。」
ここでボクシングをしてから、全く別人のようになりました。
「45kgも体重が減りました。
今では、発達障害の人たちの支援活動もしています。
発達障害に関するイベントで、ボクシングが自分の人生をどんなに変えたか、講演もしています。
息子は将来は、小児神経科医になりたいと夢をもって進んでいます。
息子がこうして、まわりと関係を築き社会の一員となったのを見れるのは本当に驚きです。
息子成長を見るとができています。」
そう、涙を流して母親のブランディは語りました。
シェリル・オグロフはここに数年間通っています。
シェリルのパーキンソン病の多くの症状に対処するのに役立っているといいます。
「上半身が強くなりました。体のバランスもいい感じです。
呼吸もよくできるようになりました。
ここでは震えだしたりしても、誰もじろじろ見ることもありません。
みんが理解できているからです。」
脳性麻痺で車椅子を利用しているモーリーン・フィッシャーはここでの活動が自分にとって最もよい活動になっているといいます。
「できないと思っても、ちょっと挑戦してみるんです。できたら、できるんです。
どんな困難も克服できます。」
このボクシングセンターを作ったペギーはこう言います。
「他の人たちの人生にどんな影響を与えることができるか。
それを理解することは簡単ではありません。
私がどんな彼らのことを考えているのか、彼らがどんなに私にとって大事な人たちなのか、
それを彼らがわかっているのかはわかりません。
しかし、そんなことはどうでもいいんです。私もうれしいんです。」
(出典・画像:カナダGlobal News)
ご自身もつらい経験、困難があったことで、こうして人を助けることができるのだと思います。
つらい経験や困難が、こうした素晴らしい財産のようになることもなるはずです。
つらい、困難な現状でも、それを忘れずに。
柔術が発達障害の子どもたちをいじめから救い、成長にも役立つ
(チャーリー)