- 発達障害の子供はスポーツチームやクラブ活動でどのように役割を果たせるのか?
- 発達障害や自閉症の子供はどのような社会的スキルを育むことができるのか?
- 家族はどのようにして発達障害や自閉症の子供を支援し、成功体験を提供できるのか?
ウィル・ジョンソンはこれまでにたくさんの困難がありました。
今19歳のウィルは、3歳になるまで言葉を話すことはなく5歳のときに発達障害と診断をされました。
それから、感覚統合障害、強迫性障害、不安障害の診断もされています。
大きくなるにつれて、かかえている障害から、友だちを作ることがますます困難になっていきました。
しかし、父親のスティーブはこう言います。
「3年前から、変わったんです。」
母親のケリーがウィルにチアリーディングの練習に参加してみることをすすめてみました。
ウィルはすぐに参加しました。
「人生が変わりました。
息子のウィルは最高の応援をしています。
ときには、相手のチームを応援してしまいますが、息子はみんなを応援したいんです。」
ウィルの応援はすぐに知られるものとなりました。
一緒に応援している仲間は、本当に明るくて優しいとウィルのことをいいます。
「適切な言葉がみつかりません。」
チームリーダーのホイットリー・アンダーソンはそう言います。
ウィルは、すべての応援に参加しています。
学校での生活、ふだんの生活で、ウィルは変わったと両親はいいます。
「最近では、週末になると一緒に出かけようと誘われるようになりました。
本当にうれしいことです。」
そう父親のスティーブは言います。
ある試合で、ウィルは笑顔で仲間たちと一緒になってフィールドに走っていきました。
ベンチから見るスティーブの前で、ウィルはこれまでの練習の成果と一緒にいる仲間たちを見せてくれました。
「本当に誇りに思えます。
他の仲間達とおなじような応援はできていませんが、仲間たちは気にしていません。素晴らしいです。」
そうスティーブは言います。
ウィルの両親は、チアリーディングのチームがウィルを助けてくれたといいます。
しかし、ウィルがチームに与えた影響は、それ以上のものだったようです。
「チアリーディングの仲間たちが、ウィルから大きなことを学んだと言ってくれているんです。」
チアリーディング仲間のジョーダンもこう言います。
「私たちがウィルに何かを教えているなんて思っていません。
教わったのは私たちです。自分の人生は自分で変えられるんだということを目にしています。」
(出典・画像:米WMFY)
うちの子を見てても思うのですが、うれしそうに体をゆらしているだけで、見ているこちらもうれしくなってしまいます。
飾らない、飾れない喜びが伝わってくるからかな、なんて思ったりします。
受け入れてくれたチアリーディングのチームに感謝です。
そして正直、うらやましいですね。
話せなかった発達障害の青年はマライアになって自分を伝える
(チャーリー)