- ウィリアムが作品を通じて何を実現したのか?
- ウィリアムの母親がイベントの成功に驚いた理由は?
- ウィリアムの母親が息子の成長についてどのように語っているか?
発達障害の22歳のウィリアム・クラークは話すことができません。
しかし今、自分のやってきたことに誇りをもてるようになりました。
ウィリアムが修復したクリケットのバットやパドルに、創造的な絵を描いてくれる人たちがオーストラリア中から現れ、そして、たくさんの場所で販売がされるようになったからです。
そして今度は、ウィリアムの作品に触発された65人のアーティストによる独創的なバットの販売が、ウィリアムが行っている発達障害支援のための寄付活動をさらに助けようとしています。
すべての作品がオークションで販売されます。
その売上は発達障害の若者たちが教育訓練、職業体験を受けることができるスタジオ設立を目標とする資金に充てられます。
ウィリアムは発達障害であっても、常に人の役に立ちたいと行動しています。
ウィリアムの母親は、ウィルのクリケットの展示会が多くの場所で催され、たくさんの人が来ていることに驚いています。先日の展示会には200人が訪れました。
「私たち親子は、多くの人から応援されていることに本当に驚いています。
会場では、有名な芸術家から、子どもたちまでがクリケットのバットに絵を描いています。
ウィルのような発達障害の人たちは、社会参加が限定されたものになっています。
しかし、こうした活動が、そうではなくなる可能性を示せると思います。
息子のウィルは立派にやっています。これはとても重要なことです。
クリケットへの情熱、絵への情熱、息子はそれを組み合わせて発達障害の人ができることを示しています。」
ウィリアムはこれまでの2年間に、有名なアーティストも含めた230人のアーティストを触発し、175の作品を販売しています。
ウィリアムの創造的な絵が描かれたクリケットバットの展示会「バット・フォー・ウィル」は、スポーツ、芸術、そしてビジネスとして社会に影響を与え、企業活動にも役立つものとなっています。
ウィリアムは12歳のときに自閉症スペクトラム障害と診断をされました。
書くことや読むことはできましたが、コミュニケーションには困難をかかえていました。
5歳のときにもらってから、ウィリアムはクリケットのバットが大好きでした。
「私たちは、ウィルが学校を卒業した後のことをずっと心配していました。」
そうウィリアムの母親は言います。
「息子には、何か技術を身に着けてほしいと思いました。
そこで、もっていたクリケットのバットの修復をしてもらうことにしました。
始めてから4ヶ月立った頃に、アーティストたちに見てもらえる機会があったのです。
それから、ウィルはクリケットのバットの修復をずっと続けました。
アーティストたちにお願いをすると、絵を描いてくれました。
そうして、有名なアーティストたちも協力してくれるようになったんです。
息子がずっと生活していけるようになることを願っています。」
ウィリアムは自分だけでない発達障害の人たちにも、収入につながることを見つけ、自立できるようになることを願っています。
古くなったクリケットのバットを受け取りウィリアムがそれを修理し、アーティストが絵を描きます。
ウィリアムだけでなく他の発達障害の人が、他の場所でも行うことが始められました。
「息子のウィルはずっと成長を続けています。
そしてこれからは、息子だけでなく他の人たちの成長にもつながるはずです。」
(出典・画像:豪ILLAWARRA MERCURY)
好きなこと、得意なことを見つけて、そしてそれで生活ができるようになったら、そんな手助けができたら本当に素晴らしいことだと思います。
こうしてチャレンジして、広がっているところをみると、大きく励みになりますね。
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(チャーリー)