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学校に設置された発達障害の子が助けられる感覚にやさしい部屋

time 2018/09/26

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

学校に設置された発達障害の子が助けられる感覚にやさしい部屋
  • 1. 発達障害の子どもたちがリラックスできる環境はどのように整備されるべきか?
  • 2. パニックを防ぐために学校でできる具体的な配慮や対策は何か?
  • 3. 発達障害の子どもたちが落ち着きを取り戻すために利用できるツールや設備にはどのようなものがあるか?

米テキサス州エルパソ自治学区の学校に通う発達障害の子どもたちには、リラックスができ効果的に学習にのぞめる環境が設けられています
必要にあわせて子どもたちが利用できるように、研究にもとづいた配慮がされた部屋です。
ブランコや照明、音響など、研究者たちが発達障害の生徒たちが安心できるように考え設置されています。
「パニックになってしまう前に、ここで落ち着くことができます。
明るい照明はなく、天井や壁には星がうかびます。
こうすることで、静かな気持ちになれるんです。」
そうカトナ・ラグア先生が言います。
通常は、子どもたちはその必要性にあわせて15〜30分間、多くても同時には二人までと配慮されて、生徒がここで過ごします。
設置されているもので子どもは感覚を楽しみ、休むことができます。
「ここで落ち着くと、また教室に戻るんです。」
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作業療法士のベッテ・ベノアが先生たちへの指導を行っています。
「この部屋のあるツールや機器で、生徒たちは自分の脳を調整するんです。
自分の感覚の状態を理解し、落ち着きます。
そうして、再び教室に戻れるようになるのです。
感覚に対する欲求です。
学校で学ぶためには、それへの対応が必要となります。」
初めて教室を利用する生徒には、自分の感覚にあったツールや機器が見つけられるまで先生たちが手助けをします。
ブランコに乗るのが好きな生徒もいれば、他のものが好きな生徒もいます。
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先週初めて利用した生徒は、部屋のすみに置いてある振動するいすに座って、音や光の色が変化しながら水の泡をみせる装置に見入っていました。
「発達障害の症状は人それぞれに異なります。
みんな同じではありません。
ある生徒が気に入っても、他の生徒が気に入るとは限りません。
このように簡単なものではないのに、学校がこうした教室へ投資を行ったのはすばらしいことだと思います。」
この部屋は発達障害の生徒たちに向けて作られたもので、生徒たち個別の教育計画にもとづいて、利用されていますが、その他の生徒たちも、必要とされる場合には利用することができます。
先生たちは、子どもたちにあった効果音や壁に映る映像をコントロールすることができます。
「私たちの発達障害の生徒たちは、そうでない生徒たちとは違う感覚をもっています。
私たちとは違った、環境からの感覚刺激を受ける、理解するシステムをもっているのです。」

(出典・画像:米EL PASO HERALD POST
発達障害の子たちが日頃過ごすところに、こうした部屋があったら本当に助かると思います。
こうした配慮がどんどん増えていくことは喜ばしく思います。
発達障害の方や家族向けに行われた「センサリーフレンドリー試写会」

(チャーリー)


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