- Youtubeで動画を投稿することができるか心配していたのか?
- 娘が発達障害があるから無理だと感じているのか?
- 他の子どもたちに夢を追いかけさせるためにYoutubeを始めたのか?
ミグエル・フィゲオラは娘のリリアナがYoutubeを見ているのを見て、自分でもYoutubeに投稿したらと話をしました。
しかし、リリアナは自分には発達障害があるから無理だと答えました。
「どうしてそんなことを言ったのかわかりませんでした。
学校の誰かにそんなことを言われたのかと考え始めると、本当に辛くなりました。」
自閉症スペクトラム障害だからといって、娘にも他の子どもにも夢を追いかけることを止めてほしくない。
そう思った父親のミグエルは地下室にスタジオを作って、娘のリリアナと二人で大好きなおもちゃやポップカルチャーを伝えるユーチューバーになりました。
「私たちは、おもちゃの箱を開けて、説明をして、レビューをすることから始めました。
そうして、私たちの動画は人気になりました。
私たちは、子どもたちに楽しい刺激を与えたいと思っています。
まんがや映画はいろいろなものがありますが、特別支援を必要とする子どもが登場することはあまりないので、私たちもこうして出演するのはよいことだと思います。」
ここ米国ニュージャージー州は、米国疾病管理予防センターが5月に発表した報告書によれば、全米でもっとも発達障害の子の割合が高く、34人の子どものうち一人が発達障害です。
発達障害は、行動やコミュニケーションに困難な影響を与えます。
父親のミグエルと妻のバネッサは、10歳の娘のリリアナは話すことに困難をかかえていると言います。
しかし、去年の9月からYoutubeに投稿するようになると、話すことが多くなり、自分の殻を破ったようだとも。
リリアナと父親のミグエルは、お互いをバットマンとロビンのような関係だと冗談を言います。
リリアナたちの地下室のスタジオには、マーベル、DC、ディズニー、スターウォーズなど大好きなものが並べられています。
「本当にうれしくなってしまいます。」
壁の絵にはスーパーマンが飛び、ウルヴァリン、アイアンマン、ハルク、ジョーカーなどのフィギュアがたくさん並んでいます。
実物大のスパイダーマンも立っていて、BB−8が転がっています。
スタン・リーや漫画家がサインしたコミックや写真も。
二人のYoutubeのチャンネルは200万以上の人に登録されています。
そのために、今は有名なプロレスラーが出演するようなこともあります。
「これからも有名人が出てくれます。
私たちの動画に有名人が出てくれることはとてもクールなことです。
しかし、それよりもたくさんの人に見てもらえていることが何よりうれしいです。」
たくさんの人に見てもらって、父親のミグエルと娘のリリアナは自分たちが伝えたいことが広がることを期待しています。
二人は、発達障害の人たちとともにいます。
父親のミグエルは、発達障害の子をもつ家族たちと話をすると、娘のリリアナがどんなに希望を与えてくれているのか話してくれると言います。
「私たちの動画を見て、全く知らない人たちなのに会いたいと言ってくれる発達障害の子と家族たちがいます。
私たちのことを、ここにいるスーパーヒーローたちのように思ってくれているんです。」
(出典・画像:米Press of Atlantic City)
興味をもったものがあったなら、好きなものになるように応援したいものです。
好きなことをしているときには最高のパフォーマンスが出ているはずです。誰もかないません。
たくさんの好きなことができるように、手伝いたいですね。
多くの子どもに見てほしい発達障害のアニメ動画
(チャーリー)