- 発達障害の子どものコミュニケーションスキルを向上させる方法はありますか?
- ロボットは発達障害の子どもの教育にどのように役立つのですか?
- 学校でロボットを使った特別支援教育の効果は実際に認められていますか?
QTと名付けられた、親しみやすい小さなロボットは画面で感情を表現することができます。
「私は、コネチカット州の友だちを助けることができるようになるのを楽しみにしています。」
そうこの、発達障害の子ども向けのロボットがしゃべります。
このロボットを開発するモビア・ロボティクス社のティム・ギフォードはこう話します。
ティムは、米コネチカット大学で働いていました。
「発達障害の子とロボットの研究を行っていました。
私は実験室ではなく、これを学校の教室で行いたいと考えたのです。」
モビア社では、2つの公立学校でパイロットプログラムを実施しています。
このロボットQTは、歯磨きのしかた等を実演することができます。
子どもたちの生活習慣やコミュニケーションの練習に役立ちます。
「アイコンタクトの練習にも役立ちました。
人と目を合わせることは重要なことですが、このロボットを使った方法は素晴らしいものです。」
そう学校のダニエル・ダニエルソン先生は言います。
この地域の特別支援教育の担当者、マイケル・ディーターはロボットを使ったこの取り組みに最初は懐疑的でした。しかし今はその効果を認めています。
「私たちは、すぐにロボットによって生徒たちが自分自身を表現することができるようになり、それはこれまでとは違った効果的な方法になることを認識しました。生徒たちが見せた熱意と感情は否定することができません。」
パイロットプログラムを実施した学校では、来年から正式に利用したいと協議が進んでいます。
(出典・画像:米wtnh)
これは何とも、表情がとてもかわいらしいロボットです。
人とのコミュニケーションに困難をかかえる発達障害の子どもの教育には、あまりに人間の顔に似せてしまうことはマイナスであるために、なかなか不気味なお顔をしたロボットもいますが、このロボットのようにアニメ顔にすればみんなに受け入れられそうです。
発達障害の子どもに役立つロボット、どんどん出ていただきたいですね。
米国では学校での利用がどんどん進んでいます。日本でもそうなることを期待するばかりです。
発達障害の子を助けるロボット、NAOに実際に触れてきました。
(チャーリー)