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まわりとのやりとりに困難をかかえる少年は、むしろその原因である発達障害が舞台に立つのに役立っていると言います。
14歳のジョシュ・ビーズリーは1年前からマジックを人に見せています。
母親のゾーは、息子のジョシュはマジックに取り憑かれているといいます。
ジョシュはいつもトランプを持ち歩いています。
不安になったりすると、トランプを取り出しまわりの人にマジックを見せたりします。
「マジックを見るとまわりの人はまるで魔法をみているように驚きます。
その反応を見るのが大好きです。
そうして、大好きなマジシャンのポール・ダニエルのようになれると、自分の不安もなくなるんです。」
英ロンドンで開催された、発達障害の人たちの催しでジョシュは舞台でマジックを披露しました。
「本当に楽しみにしていました。
そして、スリリングな経験ができました。
舞台に出る前は、本当に緊張して怖くなりました。
しかし、私の名前が聞こえる応援を聞くと大丈夫になりました。
応援が僕を安心させてくれました。
いつもは大きな音は苦手ですが、舞台に向かうと音も聞こえなくなりました。」
ジョシュの母親は、ジョシュが発達障害に伴う問題に、自分のマジックで対処できるジョシュを誇りに思うと言います。
「息子がいつもかかえていた、ストレスや苦しみが今はなくなっています。
私の目の前には、素晴らしいマジシャンになった息子が映っています。
息子は文字を書いたり、服を着たり、靴のひもを結ぶことも簡単ではありまんでした。
なので、トランプをきるのができるようになるのも簡単なことではありませんでした。
しかし、マジックに夢中になって、たくさんの練習をしてできるようになったんです。」
発達障害に伴う困難がまったくなくなったわけではありません。
しかし、マジックがジョシュをこれからも助けるはずです。
「ジョシュには吃音もあって、『こんにちは、僕はジョシュです。』と言うことができません。
なので、その代わりに「マジックを見ますか?」と言っています。
マジックと出会うことがなかったら、自分の殻を破ることができなかったと思います。
マジックが息子を連れ出してくれたんです。」
(出典・画像:英Nottingham Post)
手品は私も子どもの頃大好きでした。
カードマジックなどもいろいろ憶えたはずですが、今はすっかり忘れて何一つできません。
今もできるのは、親指がとれる手品だけですね。
のめり込めるような大好きなことが見つけられたら、それを手伝えたら最高ですね。
ピンボールの世界チャンピオンは発達障害
(チャーリー)