- ダウン症の子供を持つ親として、どのようにサポートすればいいですか?
- ダウン症の人が自分でビジネスを始める方法はありますか?
- ダウン症や発達障害のある人が就業できる機会をどのように増やせますか?
エマ・サイクスは小さな頃に、既に我慢することを学びました。
母親がエマが通う幼稚園を10も変えたからです。
「その幼稚園で、エマがダウン症だとみんなにわかると変えていたんです。
今、それは大きな誤りだったと思います。
ダウン症でなく過ごせるところなんて、なかったのです。」
エマが10代になると母親のキャロラインはがんで亡くなりました。
父親のトニーはひとりで、どちらもダウン症のエマと妹のニッキーを育てました。
学校を卒業してエマは就職活動をしましたが、採用されることはありませんでした。
22歳になったエマは、多くの若い女性が想像することもできないような困難に直面してきましたが、文句や不満を言ったことはこれまでに一度もありません。
エマは話すことができません。
ダウン症に伴う、発達障害と知的障害のためです。
父親のトニーは娘のエマは人の言うことはみんな理解出来ているといいますが、エマのそのときに状態によっては反応がとても遅いものになります。
「経営者の立場であれば、娘を雇用するのは簡単ではないことは理解できます。
しかし、私が嫌いだったのは、娘に対してきちんと『雇用できない』と答えることもなかったことです。」
そして今、エマは父親の助けも借りて、自分でビジネスを始めました。
大豆からキャンドルを作っています。
新しいビジネスを始めることは、簡単なことではありません。
このビジネスには「ダウンライト」という名前がついています。
ろうそくの会社のオーナーのジェニファー・デルベルが支援をしています。
ジェニファーはこう言います。
「エマは、仕事には常に最新の注意を払って行っています。そして楽しんでいます。
『ダウン』という単語、それだけでは幸せなものとは言えないでしょう。
なので、幸せになる明るい言葉も組み合わせて、ダウンライトと名付けたんです。」
エマはこれまでにたくさんのキャンドルを作っています。
ダウンライトのビジネスが成長をしていけば、他のダウン症の人たちを雇用することもできるかもしれません。
亡くなったエマの母親のキャロラインはいつも積極的に行動していたと父親のトニーは言います。
今はトニーとエマがキャロラインのようになっています。
(出典・画像:ニュージーランドstuff)
ご苦労は少なくないと思いますが、こうして親子でビジネスをされているのはうらやましく思います。
たくさん売れて、雇用もできるようになってほしいと願います。
発達障害の息子だけでない働ける機会を創る
(チャーリー)