発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

Facebookの利用が発達障害の成人の幸福を増加させるという研究

time 2018/03/26

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

Facebookの利用が発達障害の成人の幸福を増加させるという研究
  • Facebookの利用は発達障害の成人の幸福感を増加させる可能性があるか?
  • Twitterを利用しても幸福感は増加するか?
  • SNSの利用が会話スキルの訓練や自信の向上に役立つか?

Facebookを利用することが、発達障害の方の幸福感を上げるのに役立つかもしれない。
そう示唆する新たな研究が発表されました。
ある一定のところまでという制限がありますが、Facebookを利用することによって、発達障害の成人の方の幸福感が増加することを研究チームは発見しました。
Twitterを利用しても幸福感が増加することはなかったため、ソーシャルメディアの全てがそうなるとは限らないことも伝えています。
f1
この研究は米カリフォルニア州にあるフィールディング大学大学院のデボラ・ワード教授たちにより行われたもので”The journal Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking”に掲載されています。
「ある研究では、発達障害の成人の50%が不安障害などを併発していると報告しています。
Facebookは会話スキルの訓練を始めるにあたっての安全な機会となるかもしれません。」
そう掲載誌のブレンダ・ウィーダーホールド編集長は述べています。
ブレンダ編集長は、米サンディエゴにあるインタラクティブ・メディア研究所とベルギーのブリュッセルにあるバーチャル・リアリティ医療研究所にも勤めています。
「自分の能力に対して自信がつくことが、最終的には顔を合わせての会話にも役立つこともあるはずです。」
f3
この研究では、100人を超える発達障害の成人がソーシャルメディアの利用状況についてヒアリングされたあとに、幸福度を測定するためのアンケートに回答しました。
その結果、Facebookを利用するのが好きな人はそうでない人に比べて、幸福度が大きく高いことを示しました。しかし、Twitterの利用においてはそのようなことはありませんでした。
しかし、この研究はFacebook利用と幸福度の高さの関連を示すだけのものであり、Facebookが幸福度を高くすることを証明するわけでも、その理由を示すものでもありません。
直接、顔を合わせなくても人と交流できることは、うつ病など発達障害に関連して起こる精神的な問題の予防に役立つはずことを研究チームは伝えています。
f5
(出典:米U.S.News
たしかに述べられているとおり、Facebookの利用と幸福度の高さに関連がみられる事実があったとする研究です。
なので逆に、幸福度高く過ごせているから、Facebookをしているとも考えられます。あくまで関連があるだけなので。
Facebookではそうだけど、Twitterはそうではない。
というのはSNSと括っても、それぞれ相手や使い方が異なるので違うのでしょうね。
結局のところ、文字だけだからやりとりしやすい等、FacebookなどSNSが役に立っていることがあるだろうことは誰も否定はしないはずです。
発達障害の息子の友だちがFacebookで戻る

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから
福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。