- Facebookの利用は発達障害の成人の幸福感を増加させる可能性があるか?
- Twitterを利用しても幸福感は増加するか?
- SNSの利用が会話スキルの訓練や自信の向上に役立つか?
Facebookを利用することが、発達障害の方の幸福感を上げるのに役立つかもしれない。
そう示唆する新たな研究が発表されました。
ある一定のところまでという制限がありますが、Facebookを利用することによって、発達障害の成人の方の幸福感が増加することを研究チームは発見しました。
Twitterを利用しても幸福感が増加することはなかったため、ソーシャルメディアの全てがそうなるとは限らないことも伝えています。
この研究は米カリフォルニア州にあるフィールディング大学大学院のデボラ・ワード教授たちにより行われたもので”The journal Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking”に掲載されています。
「ある研究では、発達障害の成人の50%が不安障害などを併発していると報告しています。
Facebookは会話スキルの訓練を始めるにあたっての安全な機会となるかもしれません。」
そう掲載誌のブレンダ・ウィーダーホールド編集長は述べています。
ブレンダ編集長は、米サンディエゴにあるインタラクティブ・メディア研究所とベルギーのブリュッセルにあるバーチャル・リアリティ医療研究所にも勤めています。
「自分の能力に対して自信がつくことが、最終的には顔を合わせての会話にも役立つこともあるはずです。」
この研究では、100人を超える発達障害の成人がソーシャルメディアの利用状況についてヒアリングされたあとに、幸福度を測定するためのアンケートに回答しました。
その結果、Facebookを利用するのが好きな人はそうでない人に比べて、幸福度が大きく高いことを示しました。しかし、Twitterの利用においてはそのようなことはありませんでした。
しかし、この研究はFacebook利用と幸福度の高さの関連を示すだけのものであり、Facebookが幸福度を高くすることを証明するわけでも、その理由を示すものでもありません。
直接、顔を合わせなくても人と交流できることは、うつ病など発達障害に関連して起こる精神的な問題の予防に役立つはずことを研究チームは伝えています。
(出典:米U.S.News)
たしかに述べられているとおり、Facebookの利用と幸福度の高さに関連がみられる事実があったとする研究です。
なので逆に、幸福度高く過ごせているから、Facebookをしているとも考えられます。あくまで関連があるだけなので。
Facebookではそうだけど、Twitterはそうではない。
というのはSNSと括っても、それぞれ相手や使い方が異なるので違うのでしょうね。
結局のところ、文字だけだからやりとりしやすい等、FacebookなどSNSが役に立っていることがあるだろうことは誰も否定はしないはずです。
発達障害の息子の友だちがFacebookで戻る
(チャーリー)