- 1. 人とやりとりが苦手な子どもが楽しい誕生日を過ごす方法は何ですか?
- 2. 他の子どもたちに自分の誕生日パーティーに来てもらうためにはどうすればいいですか?
- 3. 子どもの夢をサポートするために周囲の大人はどのように協力できますか?
11歳になるタビサ・イネスはこれまで誕生日パーティーはほとんどしたことがありません。
しかし、今年は違いました。
「最高の誕生日パーティーになりました。」
そうタビサが言います。
5歳でタビサは高機能自閉症と診断をされました。
そのために、人とやりとりをしたり友だちを作ることが難しいと母親のサマンサは言います。
「これまでの3年間、誕生日パーティーをするために招待をしても誰も来てくれることはありませんでした。
私たちはたくさんの子どもを招待してきたのですが、誰も来ませんでした。」
母親のサマンサは今年は、タビサが通う空手教室で誕生日を祝ってもらうのがよいだろうと、ケーキを持っていくことにしました。
空手教室のスタッフたちも協力してくれました。
「タビサは楽しい誕生日を体験したかったはずです。
タビサは本当にそう思っていました。」
空手の先生のアンドリュー・ワゴナーはそう言います。
母親のサマンサは、警察官のマーク・スチュワートにも話をしていました。
「私はたいしたことはできませんが、協力をしたいと思っていました。」
タビサの夢が警察官になることを知っていたマークは、警察署の全員にメールを送りました。
そのメールには、タビサの夢、誕生日パーティーの日時が書かれていました。
誕生日の当日には、空手教室に刑事なども来てくれました。
「この地域に生活する人についてよく理解し、役に立ちたいと思っています。」
タビサにとって初めての素晴らしい誕生日になりました。
「タビサは空手教室の全員とハイタッチをしました。
みんなでハッピーバースデーを歌ってくれました。」
そう母親のサマンサは言います。
タビサは刀でケーキをカットしたあと、初めて空手で板を割りました。
割った板は大事な思い出の品になりました。
「その板に、警察官と空手教室の人たち、みんながサインをしてくれたんです。」
そう、タビサは言います。
たくさんの友だちが出来たことが、タビサにとって最高の誕生日プレゼントになりました。
(出典・画像:米CBS Denver)
ずっと誰も来てくれなかった誕生日パーティーが、こんなに素晴らしいものになって女の子もお母さんも本当にうれしかったろうと思います。
きっと、これからも楽しい誕生日が続きますね。
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(チャーリー)