発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

雇用されない理由にも。発達障害の人が学べる運転シミュレータ

time 2018/03/01

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

雇用されない理由にも。発達障害の人が学べる運転シミュレータ
  • 発達障害を持つ人が車を運転できるようになるためにはどうすれば良いですか?
  • 運転シミュレーターは発達障害の人たちにどのように役立ちますか?
  • 公共交通機関に頼らずに自立するためにはどのような支援が必要ですか?

17歳のオリオン・マーティンは、フェソン・センターの教室に設置された運転シミュレータに乗り込みます。
このセンターは、発達障害の方や家族を支援する非営利団体のウィロウ・ローンが提供しています。
指導するティン・チェンはオリオンがシミュレーターを操作する前に、15のルールと期待することのリストを確認させます。今回はハンドルとブレーキの操作について、オリオンは学びました。
d5 d7 d6 d10 d8
20分後には終了し、次の段階に進む準備が整いました。
「優秀でした。合格です」
そうティンが言います。
オリロンは静かに喜びます。
フェソン・センターのCEOのブリアン・マッカンもほめてくれます。
「よくできました。難しいところをクリアできました。」
運転シミュレーターは、米サウスカロライナ州クレムゾン大学の国際自動車研究センターとフェソン・センターのパートナーシップの一環です。
このシミュレータは、自閉症スペクトラム障害やその他の発達障害の人たちのために作られました。
これらの人の多くは、車を運転していません。
つまり公共交通に頼らざるをえない状況になっています。
そうフェソン・センターの副社長のバイロン・ワインは言います。
「郊外に住んでいれば、毎回お金を払って誰かに来てもらう必要があります。」
自閉症スペクトラム障害の人の80%は雇用されていません。
交通手段に制限があることが、その原因の一つだと言います。
d3 d2 d1 d4
「私たちの目標は、自立できるようにすることです。」
安全を学ぶことも、この運転シミュレーターによる学習プログラムで重要な目標です。
車を運転することがない人でも、シミュレータを体験することによって、安全な歩行者になることを助けるのです。
このクレムゾン大学の運転シミュレーターは、高齢者が安全運転を学ぶために開発したものが始まりでした。
その後、ダウン症やその他の障害、そして現在は自閉症スペクトラム障害の子どもたちが利用できるものとなりました。
(出典・画像:米Richmond Times Dispatch
安全な環境で、安全を学べることは本当に求められていることだと思います。
そして、できるにもかかわらず、できないとされてしまうようなことは、無くしていきたいものですね。
VRで発達障害の人が選択できるようになる

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから
福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。