- 発達障害や自閉症などの障害を持つ人々に介助犬は本当に必要なのか?
- 介助犬を受け入れる家族はどのようなトレーニングを受ける必要があるのか?
- 発達障害の子供やその家族にとって、介助犬がどのような変化をもたらすのか?
米ニュージャージー州リビングストンに住む11歳の少年エイデンのところに、ウォーレンレトリーバー・サービスドッグス(SDWR)から発達障害の子を介助する特別な犬がやってきました。
SDWRは、米バージニア州マディソンに拠点を置く、糖尿病、PTSD、発達障害、自閉症スペクトラム障害などの目に見えない障害を持つすべての年齢の人々に、訓練をした介助犬を提供しています。
これまでに600匹の犬を提供しており、400匹の犬が家族たちに提供を待たれています。
SDWRの特徴は、犬に助けられる人の年齢制限もなく、犬を迎え入れるために特別なトレーニングを家族は受ける必要がないことです。
ゴールデン・ラブラドール・レトリーバーに特別な訓練を行うだけでなく、医師たちの組織によって医学的なメリットの検証も行っています。
発達障害の介助犬である、ラブラドールのチェルシーは、生まれてから約1年間ボランティアによって育てられ訓練を受けてきました。
犬と訓練を行うボランティアの人は、米バージニア州にあるSDWRの施設でトレーニングを行い、必要なスキルを学びます。
エイデンは2歳のときに特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)と言語障害と診断をされました。
エイデンは、不安といつもと違うことができなために、どこかに出かけることを嫌います。
また、音やにおいに過敏であるために、人混みがあるところに行くのも困難です。
エイデンの母親、ロミーはこう言います。
「息子が社会的な生活を送るのはとても難しいことです。」
エイデンの家族は、高度に訓練された発達障害の介助犬、チェルシーによって、エイデンが自信と自由を持てるようになることを願っています。
チェルシーは、エイデンが安心して生活できるように支えています。エイデンの友だちのようになって、日々の不安から助けています。
また、チェルシーは家族にも心の安らぎを提供しています。
チェルシーはエイデンの両親を手伝って、エイデンが眠れるようにサポートを行います。
チェルシーはアメリカ障害者法の対象となっているため、飛行機での旅行も含めてどこにでもエイデンと家族たちと一緒に出かけることもできます。
SDWRも、エイデンの家族とチェルシーにあわせて、必要なトレーニングを提供します。
これが、SDWRが他とは違うところです。高度にカスタマイズしたトレーニングを行います。
チェルシーがエイデンの家に行っても、3,4ヶ月ごとにトレーニングをエイデン、家族、そしてチェルシーとで行います。
(出典・画像:米DIGITAL JOURNAL)
どんなに助けになってくれているでしょう。
写真からも伝わってきます。
こんなワンちゃんがうちにもいたらと思うばかりです。
発達障害の子の助けになる?ロボットペット
(チャーリー)