- ピアノのレッスンは発達障害の子どもたちの手と目の動きを改善できるか?
- 発達障害の子どもたちにピアノのレッスンが効果をもたらすか?
- 高校生が目指す神経科医になるために、ピアノを教えることで得られるものは何か?
神経科医になることを目指している米コロンブス・ノース高校の生徒が、地元の発達障害の子にピアノを教えています。
バーシタ・ベンカタカラムは、バイオメディカル・イノベーションクラスに在籍をしています。
ベンカタカラムは、発達障害の子を支援しているページ・ウェストから紹介された6人の子どもたちに教えています。
毎週、練習室でピアノを教えて、生徒たちの手の動き、目の動きを改善させたいと考えています。
2009年から、ベンカタカラムはピアノを演奏してきましたが、この取り組みは発達障害の子の手と目の動きを改善できるかを学ぶ機会ともなっています。
ベンカタカラムは子どもたちを助けるものになってほしいと期待しています。
そしてベンカタカラムにとっても、子どもたちに教えることで得たものがありました。
「私はとても恥ずかしがり屋だたのですが、私が殻を破るのを手伝ってくれました。」
これまでに、まだ一人生徒しかピアノのレッスンを修了できていないため、その効果の判断はまだ行なえません。
ただ、このピアノのレッスンが発達障害の子どもたちに効果をもたらすかは、子どもたちの取り組み次第だといいます。
「私は、それぞれの生徒たちとマンツーマンで指導を行います。
もし、改善がなかったとしても、とても楽しいものです。」
サンディ・ランキンは、12歳の息子のセスをこのピアノのレッスンに参加させています。
サンディは、息子のセスはとても賢くて、高い能力が隠れているといいます。
その能力が現れるように導いてくれているベンタカラムに感謝しています。
こう言います。
「私は、息子のような子どもたちは、もっている能力が現れていないだけだと考えています。
導いてやる必要があります。
息子は今、導かれていてとても喜んで取り組んでいます。」
ベンタカラムは、もうすぐ大学生になりますが、それまではピアノ・レッスンを続けます。
「私は、ただ役に立ちたいのです。変えたいのです。
そうなれるかもしれません。」
(出典・画像:米THE REPUBLIC)
お互いに学べると思っている人たちが取り組めば、得るものは少なくないはずです。
きっと素晴らしい専門家になられますね。
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(チャーリー)