- 自分とパートナーの両方が発達障害を持っている場合、どうやって生活を支え合うことができるか?
- 愛する人を失った後、どのようにして人生を続ける動力を見つけることができるか?
- 自分の経験や障害をテーマにすることで、他の人にインスピレーションを与える方法は?
グレン・アッカムは、米カリフォルニア南部の郊外で、両親と、自分自身を含めてみんなが発達障害の4人きょうだいで育ちました。
グレンが22歳のときに父親が亡くなりました。
そして引っ越しをしてグレンはカレンと出会い結婚をしました。
「カレンも障害がありました。」
障害のあるグレンとカレンは、お互いに支え合って生活をしてきました。
しかし、2016年にカレンの体が深刻な状態になりました。
「私が電話をとると、早く来なさいと言われました。
妻が亡くなったのです。
私は泣き叫びました。
午前2時にあった教会からの電話を思い出します。」
その後の数ヶ月、グレンは空っぽになってしまったそうです。
しかし、何かをしなければならないことはわかっていました。
まず、夢の一つを実現することにしました。
「私と妻のカレンは、いつかカリフォルニアに戻って、コミコンに行ってみたいといつも思っていました。
なので、私はコミコンに行ってみました。」
グレンは、コミコンで大好きな漫画の作家たちと出会って、話すことができました。
作家たちは、グレンにインスピレーションを与えてくれました。
そして、グレンの辛さ、悲しさにも耳を傾けてくれたそうです。
作家と話をして、大好きな作家から手紙を受け取って、自分のなすべきことがわかりました。
「誇りに思う妻と何かしよう。」
グレンは、発達障害やその他の障害のある人たちが、日常生活で苦労をしてもうまくやっていけることを示すために、グレン自身と亡くなった妻のカレンをモデルにしたヒーローが活躍するコミックを描き始めました。
コミックを描くことは、これまでに傷つけられた、自身のつらい思い出を乗り越えることにも役立っているといいます。
「できないと恐れないでください。できないことはありません。
意志があれば、道ができます。
あきらめさえしななければ、あなたが成し遂げたいことは必ず成し遂げられます。」
グレンは描いたコミックを障害があることで苦労をしている多くの人たちに届けようと、出版社を探しています。
(出典・画像:米KBZK)
亡くなった奥さんもきっと応援していると思います。
スーパーヒーローたちも応援していますね。
発達障害の子たちを剣と魔法の世界が助ける
(チャーリー)