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目の動きの調査結果、発達障害の人が見ないのは顔や目だけでない

time 2018/01/25

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目の動きの調査結果、発達障害の人が見ないのは顔や目だけでない
  • 発達障害の人は、人の顔を見ずに他の部分に注目することが多いのですか?
  • 自閉症スペクトラム障害の人は、多くの画像や刺激に対してどのように反応しますか?
  • 発達障害の診断や特徴を理解するために視線の調査は有効ですか?

発達障害の人は世界を別のように見ています。
発達障害の人の多くの特徴として、人の顔を見ないということがあります。
また、多くの刺激を受け取ってパニックになってしまいやすこともあります。
そして、あることに強く執着することもあります。
これまでの研究では、そのような発達障害の人たちがもつ違いを見つけてきましたが、今回の研究は自閉症スペクトラム障害の人の診断にも役立つものです。
“the journal Neuron”に掲載された研究では、39人の参加者に700の画像を見せ、目の動きを調査しました。
参加者は自閉症スペクトラム障害と診断をされている人たちとそうでない人たちが半数ずつです。
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「他の研究結果で知られているように、自閉症スペクトラム障害の人は人の顔を見ない、というだけではありませんでした。
顔だけでなく、多くのものに注目をしていないのです。」
そう、カリフォルニア工科大学の神経学者、ラルフ・アドルフは述べています。
次の画像では、見ている人の視線がどこに集中していたのかを色で示しています。
赤いところが、視線が集まっていたところです。
左側の自閉症スペクトラム障害の人たちの画像、そうでない人たちの右側の画像、を比べれば見ているものの数が違うことが明らかです。
自閉症スペクトラム障害の人たちは、そうでない人たちが見ているものの多くを、見ていないのです。
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(出典・画像:豪BUSINESS INSIDER
どう違うのか、それがよくわかるほど、違わない関係が築きやすくなります。
うちの子も、人の顔に限らず、注目するものが少ない気は昔からしていました。
そして、注目することもしない動機の少なさ?違い?は、その後の発達に大きく影響を与えることは言うまでもないでしょう。
発達障害児が視線を合わせ表情を学ぶゲーム

(チャーリー)


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