- 1. オオカミとの特別な関係は、なぜ重要なのか?
- 2. 発達障害をもつ子供が、なぜオオカミに興味を持つのか?
- 3. 家族や支援者がどのようにして、オオカミとの接触を実現したのか?
米ミシガン州デイビスバーグの10歳のムカリスタ・カイパラは、オオカミと特別な関係をもっています。
発達障害と診断をされているムカリスタは、オオカミに強い興味をもち、オオカミの真似をよくします。
「息子は、自分は半分オオカミだと思っています。
パニックを起こすと、オオカミになってしまいます。」
そう母親のブレンディは言います。
ムカリスタはこう付け加えます。
「僕はうれしいときには、ほえます。
怖くなったときには、うなります。」
ムカリスタには不安を感じたときに、安心することができる場所があります。
キッチンの戸棚の空いたところや、両親が作ってくれたオオカミの巣のように改造したクローゼットです。
最近ついに、ムカリスタは本物のオオカミと触れ合える場所で、ついにオオカミと会うことができました。
ムカリスタの両親は、学校のリーナ・ヤング先生と1年前からここに来るための準備をしました。
ムカリスタは学校のヤング先生たちを、自分と一緒のオオカミの群れと呼んでいます。
先生たちは、ムカリスタのオオカミ好きを学習することに活かしました。
吠えていい場所や、オオカミの巣のような場所を作りました。
ムカリスタへのこのような取り組みによって、オオカミの群れの先生たちは地元で表彰もされています。
ムカリスタの両親は、オオカミと会うための旅行はすごく素晴らしいものになることはわかっていたものの、その実現は簡単なことではありませんでした。
「このオオカミ公園について知っても、ムカリスタに長い時間の旅行などは無理なためあきらめていました。
しかし、やっぱり簡単にはあきらめずに、息子のためにできるだけのことをしようと決めました。
オオカミと実際に触れ合って、ペットのようにできるところなのですから。」
ムカリスタの兄弟、14歳のハリウェルと8歳のセリアンも協力をしてきました。
ムカリスタの家族は、オオカミ公園での行動のしかたや着る服についてよく検討をしました。
長い時間の旅行に向けた練習も行いました。
オオカミ公園に行くために、300マイルごとに停車しながらの別のドライブ旅行も行ったりしてきました。
また、オオカミ公園のスタッフたちもムカリスタに特別な配慮をしてくれたと言います。
「スタッフのみなさんは、息子のムカリスタに特別な配慮をしてくれました。
多くのところで、ムカリスタのことをなかなか理解してもらえずに、対応してもらうために時間がかかったりするのですが、ここではすぐに対応してくれました。」
そう母親のブレンディは言います。
ムカリスタはこう言いました。
「本当に素晴らしい経験でした。
オオカミとキスすることができました。
ペットのようにすることもできて、いっしょになってほえることまでできました。
家族と一緒にたくさんの時間を過ごせて、冒険にもなりました。
オオカミも僕の家族も本当に素晴らしいです。」
(出典・画像:米chipleypaper)
本物のオオカミとなると私はとても怖く思ってしまいます。
うちの子どもをサファリパークに連れて行ったときに、こわごわ一緒にライオンに肉を与えたことを思い出しました。
確かに好きそう。発達障害の子の療育にヘビ
(チャーリー)