- 発達障害の子どもが参加できる楽しいアクティビティはありますか?
- サーフィンが発達障害の子どもにどのように役立つのですか?
- 発達障害の子どもを持つ親が集まりやすいコミュニティやイベントはどこにありますか?
26人の発達障害の子どもたちが、米ハワイのリチャードソン海浜公園でサーフィンを楽しみ歓声を上げています。
非営利団体サーファーズ・ヒーリングが、自閉症などの発達障害の子どもたちにサーフィンのキャンプを行っています。
プロのサーファーたちが、発達障害の子と家族の役に立とうと世界中を旅しています。
今回のサーファーズ・ヒーリングのキャンプの監督である、カラニ・カハリオミは、創設者のパスコウィッツが自分の発達障害の息子とサーフィンを一緒にすることで変わったことを発見したのがこの取り組みの始まりだといいます。
「ここに来て、波を感じると特別な気分になりますよ。
サーファー・ヒーリングは、これを発達障害の子どもたちに感じてもらおうとしているのです。」
そう、カラニは言います。
このキャンプに参加したロブ・エバンスは、息子のロビーがサーフボードに乗って楽しく過ごせたと語ります。
「息子はサーフボードから降りると、達成感を感じるようです。
ふだん、そんな姿を見ることはありません。」
今までに3回このキャンプに参加した父親のロブがそう言います。
複数のプロサーファーが協力をして、子どもたちを一緒にサーフボードにのせます。
消防士なども参加している他のボランティアたちは、海岸から安全を確保するために見守っています。
プエルトリコ出身のプロサーファー、ピト・ロドリゲスは、多くの子どもたちは最初水を怖がると言います。
そのために、まずサーファーたちが行うことは、子どもたちが水に慣れるようにすることです。
「水に慣れてくると、話し始めるようになるんです。
私は親たちから、子どもが何を話しているのかを教えてもらいます。
きちんとした言葉は話せないからです。」
別のプロサーファー、イカイカ・カラマは、メキシコ、米カリフォルニア、オーストラリア、ニュージーランドと世界中を旅して、7年間サーファー・ヒーリングの活動を行っています。
「子どもたちを、気持ちのよくなる場所で楽しめるようにするのは素晴らしことです。」
そう言います。
12歳のサーファー、ベン・ファーマーは父親のオーシャンとともに、サーファー・ヒーリングの活動を行って世界中を旅しました。
「子どもたちは、楽しくなります。
それは、多くの子どもたちがもっていなかった時間です。」
カラニは、この取り組みの素晴らしい点は、子どもが海を仲良くなるだけでなく、子ども同士でも仲良くなることだと言います。
「喜んでいる子どもたち、そして、いつもと違う子どもを見ている親たちを見るのが大好きなんです。
ここでは、みんなが困難を分担できるのです。」
このキャンプに参加しているメーガン・マントは、息子のマックスが最初は水に入ることを強く拒んでいたと語ります。
「それまでにも、水泳を学んでいたのですが、波が怖かったようなんです。
しかし、あきらめないようにサーファーたちが励ましてくれたおかげで、サーフボードに乗って楽しむことができるようになりました。」
「私は発達障害の息子のことをあまり人に言いたくはありませんでした。
簡単な問題ではないからです。
しかし、ここでサポートしてくれる人たちは誰もがとても親しみやすくて、受け入れてくれます。」
カラニは、この取り組みは子どもたちと同じように、親たちにも役に立つものだと言います。
しかし、それでもこのようなイベントに子どもたちを連れてくることを恐れる親もいることを承知しています。
「子どもたちも大事ですが、私は家族の人たちのために行っています。
子どもや家族たちがここで輝き、ヒーローになるんです。
私たちはただのサーファーにすぎません。」
(出典・画像:米HAWAII Tribune Herald)
ハワイで、サーフィンを一緒に学べたらそれは楽しそうです。
いつか、うちの子と参加してみたい!
犬と一緒のサーフィンで発達障害の子が成長
(チャーリー)