- 子どもたちにとってどのような役割や力を持つぬいぐるみや絵本が安心感や勇気を与えるのか?
- 発達障害をもつ子どもやその家族が日常生活や外出時に直面する困難を克服するために、どのようなサポートや情報が必要なのか?
- 発達障害のある子どもを持つ家族が、地域社会でより理解され受け入れられるためには、どのような取り組みや教育が効果的なのか?
7歳の男の子、ケビン・ハワードは病院に何ヶ月も入院をしていました。
クーカブックという名前のぬいぐるみのさるが、怖い経験を和らげてくれました。
「クーカブックには魔法の力がある。」
そう息子のケビンから父親は聞きました。
クーカブックは父親の友だちからの贈り物でした。
「病院にいる間、クーカブックの冒険を想像して、勇気を出すことができました。」
今は発達障害の息子が10代になりました。
55歳になった父親のハワードは、さるのクーカブックをつかって子育てや不安の克服を助けようとしています。
ハワードの子どもの本のシリーズは、クーカブックと名付けたさるが登場します。
目をあわせる。そういった特別支援が必要な子どものためのレクチャーを含んだ物語になっています。
そして、発達障害でない子どもに、発達障害の子の友だちを紹介して、どのように接したらいいかを教えます。
中学校の教師であるハワードは、発達障害の子にやさしい医者、歯科、ベビーシッター、理髪店、レストランなどの情報を伝えることも目的にkookabuk.comも始めました。
ハワードの息子、今は16歳になったセスは13年前に発達障害と診断をされました。
そのときには、自分たちで苦労して受け入れてくれるところを探しました。
このサイトは、発達障害の子がいる家族のストレスを軽減することに役立ちます。
ルイス・ビエラ市議会議員もこのサイトの愛好者です。
「素晴らしいアイデアのサイトです。
特別支援が必要な子どもを育てているときには、理髪店に行く、ショッピングモールに行く、
そんなことがとても難しいのです。」
ハワードはこのサイトが地元の発達障害の方や家族に役立つことを期待しています。
そして、将来は国際的に使われるようになって、旅行の検討にも使われたりするようになることを期待しています。
「ホテルの中には、発達障害の方への配慮がされた感覚に優しい部屋を設けているところもあります。
世界中のホテルのこうした情報も集まったら、すばらしいじゃないですか。」
10年前にハワードの故郷であるマンハッタンへの家族旅行は大変なものでした。
息子のセスは高機能自閉症です。
人とのやりとりに困難をかかえています。
父親のハワードは息子のセスがストレスの多い体験をする準備ができるように、何が起こったりするかを説明する絵本を作りました。
それ以来、セスは必要なときには繰り返しその絵本を読んでいます。
セスがその絵本を読んで、空港で静かに過ごせているのを見たときに、この絵本がとても役に立つことを知りました。
その絵本が、入院していたころにセスを励ましてくれていたぬいぐるみのさる、クーカブックが主人公として活躍する絵本シリーズの始まりとなりました。
「どうして、クーカブックなんていう名前になったのかはわかりません。
しかし、絵本の主人公にはぴったりの名前でした。」
この絵本では息子のセスの初めての友だちから名付けた、エミリーの目を通して物語が進んでいきます。
発達障害の子どもクーカブックが助けられながら、ふだんの生活で遭遇する困難や、発達障害でない人たちとのやりとりに慣れていきます。相手を理解することを学んでいきます。
ハワードはこの絵本やWebサイトが発達障害の人たちが生きやすい世界をつくることにつながってほしいと願っています。
「発達障害の人たちへの理解、そして受け入れること。
簡単ではありませんが、このような教育を通じてそれを示していきます。」
(出典・画像:米Tampa Bay Times)
近くにある、発達障害の子どもを安心して連れていける理髪店、歯医者さん、レストラン、、
そういった情報はたーとるうぃずでも、地域情報やお店情報の会社さんと組んで、将来ご紹介できるようになりたいと考えています。
それがあったら、うちの子のような発達障害の子も親も本当に助かりますからね。
そして、そういったところなら、誰が行っても安心なところだとも思います。
父親サンタは発達障害児みんなを楽しませる
(チャーリー)