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発達障害の息子を危険にする深刻な問題行動

time 2017/10/25

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

発達障害の息子を危険にする深刻な問題行動
  • 登る行動への対処方法はあるのか?
  • 発達障害の子どもの行動に関する情報を共有できる場所はあるのか?
  • 家族が安心して過ごせるサポートはあるのか?

少年は家の雨どいのパイプを登り、ドアの枠を登り、数秒で木に登ってしまいます。
この少年、6歳のイーサン・ブロートンがいろいろなところに登っていくことに、両親は心配でたまりません。
「スパイダーボーイ」と呼ばれるイーサンは、発達障害です。
恐怖への感覚、危険への意識がありません。
ずっと、見守る必要があります。

イーサンは言葉の理解もできていません。
「ノー」と言うことさえできません。
家のてっぺんにある窓のところに登っても、何も感じていません。
イーサンの両親は、この登ることへの執着によって、イーサンが命を落としてしまうのではないかと恐れています。
母親は、一日中ずっとイーサンを見守る必要があるため、仕事を辞めました。
両親はイーサンのような発達障害の症状への治療方法を、誰かに教えて欲しいと、イーサンについて広く語ることを決めました。

36歳の母親、シャロンはこう言います。
「イーサンは、スパイダーボーイと呼ぶとおり、どこでも登っていってしまいます。
私は、一瞬でも目を離すことができません。
すばらしい能力でもある反面、とても恐ろしく思っています。
息子はまるで、稲妻のように一瞬で登ってしまいます。
これから大きくなることを考えると、心配も大きくなります。恐ろしくなります。
私たち家族にとって、ますます深刻な問題です。」
家族は旅行に行ったり、友人の所へ遊びに行くことも不可能になりました。
イーサンと外に出かけるときには、どこかへ走り去ってしまわないように、車椅子に固定せざるをえません。
夜は、特別なベッドにイーサンを固定して寝かせています。

「イーサンを息子にもつまでは、発達障害というのは少し奇妙で、社会的に困難な子どもを意味すると考えていました。
イーサンのように、執着してどこでも登るような行動をとるようなことは思ってもいませんでした。
息子のイーサンは腕を大きく動かして、登っていくこと、ますます上手に登っていくことが大好きです。
登ることが強迫観念となっているようです。
まだ深刻な事態は起きていませんが、ずっと絶え間なく、心配をしています。
車椅子に固定していれば大丈夫なのですが、そうでなければ外では走り去って、木に登っていきます。
外出することは、実際もう無理です。
私のスマホから、息子の寝室内を確認できるようにカメラも取り付けています。
家の窓にはすべてロックをかけています。」

イーサンは、いまでもオムツをつけています。夜も数時間しか寝ることがありません。
特別支援学校に通っています。
療育に関わる人たちも、イーサンのような行動をとる子どもは初めてで、どうその行動を少なくしていくかわからない状況です。
イーサンの母親のシャロンはこう言います。
「似たような問題行動をとる子どもの親と出会えることを願っています。対処方法などを聞くことができたら、本当にうれしいです。」

(出典・画像:英MailOnline

うちの子どもも、危険への意識は欠けています。
小さかった頃は、包丁の刃の部分を握ってもっていたことがありました。幸い切れてはいませんでした。
今でも、まわりに注意を払って歩くことが十分ではないため、横断歩道の前では必ず手をにぎります。
夜も数時間しか寝ないで、騒ぎ出したりすることもあります。
ですが、登ったりはしないできないので、この家族が心配するようなずっと続く危険はありません。
「スパイダーボーイ」の写真を見るだけであれば、微笑ましいのですが、家族のことを思うと本当に深刻な問題です。
車椅子やベッドに固定するときも、本当に悲しい気持ちだと思います。
大きくなるにしたがって、登ることが減っていくことを願うばかりです。
親を深刻に悩ませる発達障害の子の暴力行動

(チャーリー)


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