- 発達障害の人でも世界大会に出場できるの?
- 同じ作業を繰り返すことでスキルを身につけることができるの?
- 発達障害の人が成功するためにはどんな支援が必要なの?
発達障害の青年ファイターは、イタリアで開催される世界統一チャンピオン大会に出場します。
また、壁を壊していきます。
ヒキーロ・コリンズはこれまでの3年間、試合を行ってきました。
彼を知る人には、たくさんの勇気を与えています。
パンチ、キック、キックキック、20歳の若者はそうやって、目の前にあった壁を壊してきました。
「これを始めたのは、自分を守るためと健康づくりのためでした。」
そう、ムエタイの練習をジムで行っているヒキーロは語ります。
6歳のときに発達障害と診断をされてから、多くの困難を克服してきました。
ムエタイのジムの監督はこう言います。
「ヒキーロは才能があったわけではありません。
ここまできたのは、とてもまじめに取り組んできたからです。」
イタリアでの大会に向けて、家族や友人はますます応援しています。
母親のポーラはこう語ります。
「私は本当に驚きました。
ここまでになるなんて。
とてもうれしいです。」
ヒキーロは、プロとして世界で活躍する決心ができています。
「ヒキーロは決してあきらめません。
これまでに若者たちのリーダー的な存在となっていますが、
もう、若者だけでなくみんなを勇気づけてくれる存在です。」
そう監督は語ります。
イタリアでの大会に向けてヒキーロはこう言います。
「私が勝てないと言う人たちのことは気にしません。
私は勝てます。」
(出典・画像:ニュージーランドmaoritelevision)
発達障害の方の中に、熱心にこつこつと同じ作業をつづけることが得意な方がいらっしゃいます。
このムエタイファイターの方もそうして努力を続けられたのかなと想像します。
こうなるといったい何が「障害」なんでしょうか。
もちろん、こういった方々ばかりでなく、支援が必要な方や子はたくさんいます。
うちの子も支援なしでは日常生活もままなりません。
しかし「障害」と呼称にはつくものの、発達障害とは、基本的には多数を占めている(と思われている)タイプと違うだけのことだと私は思っています。
33歳で自閉症と診断された格闘家
(チャーリー)