- 発達障害やADHDを持つ人でも、自分の趣味を活かした仕事に就くことは可能ですか?
- 発達障害を持つ子供が社会で成功するために、家族はどのようなサポートが必要ですか?
- 感覚過敏がある場合でも、環境を工夫して働くことはできますか?
スコット・フリンは自分の趣味にあった仕事に就くことができました。
少年時代は、レゴのセットでキャラクターを使って闘っている場面をたくさん作りました。
何時間も。
しかし、数千の小さなレゴのキャラクターについて詳しくても、それが仕事につながるチャンスは長い間ありませんでした。
「スコットはすごい記憶力を持っています。
うまくそれを言い表せないのですが、それを見たら、それは驚きますよ。」
そうスコットのおじのマーク・フリンが言います。
スコットは22歳。2年前に発達障害と診断を受けました。
診断後は療育センターで、作業プログラムなどを修了しました。そして、仕事を見つけることができるか心配していました。
スコットの両親は、ベンチャー企業のBricks&Minifigsを見つけ、フランチャイズでお店を出しました。
スコットはこれから、ここで仕事をして、長年の夢をかなえます。
「僕は仕事ができるとは思っていませんでした。
それなのに、できるようになったんです。それはすごい驚きでした。
もう、仕事を探す心配をしなくていいんです。」
父親のボブ・フリンはこのお店を開くために早期退職をしました。
このお店は、レゴのファンが集い、レゴのフィギュアの買取や販売をする店です。
「息子のスコットの人生のためにお店を開きました。
息子の社会的なスキル、自信を高めるためにです。
息子は成長していきます。」
多くの人はそれほど、仕事をする場所で受ける感覚に注意をする必要はありませんが、
スコットにとって、感覚への配慮は必要不可欠なことです。
発達障害の人の中には、雑音や照明、そして遠くはなれたところからの酢、にんにく、たまねぎのにおいなどにもとても敏感な人がいます。
「それらは、ミミズがいっぱいのバケツの中に手をつっこめと言っているようなものです。」
そう、スコットの母親のパティーが言います。
スコットが言います。
「レゴには、においがありません。だからいいんです。」
「こんなものに時間やお金をかけるなんて。そう言う人がいました。」
母親のパティーは、耳を貸さずに息子を応援してきました。
「レゴは、考える力、感情、創造力、すべてに良いのです。
そう信じて、希望をもってつきあってきました。」
そうして、スコットはたくさんのレゴの箱を並べて、たくさんの製品知識を身につけて、そして遠く離れた米国空軍医師のチャールズ・トンプソンとも友だちになっています。
トンプソンは、スコットのことを静かで繊細。そしてびっくりするようなユーモアも持っていると語ります。
「そして、我慢強い。私に忍耐力が人生の鍵となることを教えてくれています。」
(出典・画像:米EAST BAY TIMES)
とても簡単なことではありませんが、ここまで実行したご両親の気持ち、決断よくわかります。
長く続いて、息子さんもどんどん成長して頂きたいと願います。
発達障害の息子だけでない働ける機会を創る
(チャーリー)