- ストレスが子どもたちの学力や幸福感に与える影響は何か?
- リラックスキッズは子どもたちにどんな方法を教えているのか?
- 発達障害の子どもたちにリラックスを教えることの意義は何か?
運動や呼吸法を教える人たちが、このボルトンの地域のすべての年齢の子どもたちのストレスとの闘いを助けています。
リラックスキッズというこのシステムは、アメリカ発祥のもので世界中に広がっています。
ボルトンでは、マンディ・ウォーズリーとニッキー・パウエルが運営しています。
マンディは、英国民保健サービスで働いた、経験豊富な小児看護士です。
ニッキーは、教育に関わり学校で働いてきました。その後、リラックスキッズのコーチの訓練を受けました。
リラクゼーション・キッズという取り組みを始めました。
学校や保育園で、発達障害の子を含む子どもたちが、日常生活のストレスに対処できるように、そしてリラックスできるようにしています。
「子どもの頃に慢性的なストレスを経験していると、感情や社会的な成長、学力、将来の健康に悪影響を及ぼします。」
そうニッキーは言います。
ストレスを感じている子どもは、7歳、13歳、16歳のそれぞれで、平均成績が下がっていることが示されています。また、親の離婚や死別のような強いストレスを経験した子どもは、幸福感が低くなっています。
長期に渡るストレスは、うつ病や不安障害のような精神的な問題を引き起こす可能性があります。
リラックスキッズでは、呼吸やストレッチ、マッサージ、深いリラクゼーションを子どもたちに伝えます。
まず体を動かします。
ゆっくり、速く、後ろ向き、回転しながら、そんなたくさんの種類のウォーキングを行います。
そして、歌も歌います。
その後は激しく体を動かし、そして静かな運動をして瞑想ができるように準備に入っていきます。
ストレッチをして、マッサージをお互いに行ったり、自分で行ったりします。
「子どもたちは、お互いの背中に絵を描くのが大好きです。」
そして、呼吸法を練習していきます。
糸を吹いたりして楽しく学んでいきます。
次は信じます。
「子どもたちに、自分がもっているいいところを言ってもらいます。
みんなで時には円になって、同じことを行ったりします。」
そして、最後のリラックスです。
みんなで横になって、瞑想します。
「発達障害の子どもたちのグループが行っているのを見ると素晴らしいと思えます。
最初は難しいと感じていますが、リラックスの段階が大好きになります。
そして、ここで学んだこの方法を自宅や学校で使えるようになっていきます。」
ニッキーはそう言います。
マンディとニッキーは、2〜3歳の子供たちでさえ、数週間後には慣れてしまうことを発見しました。
小さな子どもたちは家族で参加します。
発達障害の子と家族のためのセッションも最近追加されました。
(出典・画像:英The Bolton News)
みんなが楽しく、親子も楽しく、リラックスできる。
そして、不安が強くなったときには、それを抑えられる。
いいですね。自宅でもまねごとはできそうですので、まずは家で親子でやってみましょうか。
リラックス出来る場所は外にもあります。
発達障害の方にも。米国での森林浴のススメ
(チャーリー)