- 野菜を食べることに挑戦することで、何を得たのか?
- 感覚過敏や発達障害を持つ子どもたちが食事に関して抱える問題は何か?
- 食べるのが苦手な食べ物にチャレンジすることが、将来の生活にどのような影響をもたらす可能性があるか?
苦手な食べ物がたくさんある発達障害の少年が、慈善団体のための寄付金を得るために、いろいろな野菜を食べることにチャレンジしています。
12歳のアーロン・ドネリーは発達障害のために、食べることができないものがあります。
感覚過敏のため、果物や野菜の食感、味覚、においに耐えられなくなってしまいます。
しかし昨年、アーロンは発達障害の子どもたちとその家族を支援する団体、スペース4オーティズムがビリヤードの台を購入するための募金を得るために、2週間毎日、違う果物を食べることに挑戦しました。
そして、その挑戦を終えると募金を募るサイトを通じて、1235ユーロ(約15万円)を集めることができました。
そして、再び募金を募るために、毎日違う野菜を食べることに挑戦しています。
アーロンがこう言います。
「僕は自閉症とADHDをかかえています。
この挑戦をまたやるのはとてもつらいことです。
僕にとって、味覚や色などから、野菜は世界で一番食べるのが難しいものです。
ピザやソーセージに食事が限られている僕にとっては、本当につらいです。
この前のチャレンジでは、僕自身や友だちを助けているスペース4オーティズムへの募金が成功しました。
昨年は、そのお金で発達障害の友だちみんなで、動物園に行くこともできました。
もう一度、みんなで旅行ができるようにチャレンジします。」
「また、施設の照明に対する感覚の問題をやわらげるブラインドを購入できるようにしたいとも思います。」
アーロンの母親、ミレリが言います。
「野菜を食べるチャレンジは、地元の親切な協力により野菜を寄付して頂いていることもあって、行うことができています。
息子は、このチャレンジを成功させようと必死です。
みんなに応援していただけると幸いです。」
(出典・画像:英Macclesfield Express)
食べるのが難しかったものにチャレンジして、その結果食べられるものが増えることにも期待したいですね。
うちの子どもも、からあげやウィンナーなど肉ばかりしか食べずに心配していた頃がありました。
学校の先生に給食の時間もねばりづよく支援、指導をして頂いた結果もあって、最近は白いごはんも自分から食べるようになりました。ごはんにまぜれば野菜も食べます。
家では相変わらず絶対飲まないのですが、学校では難なく牛乳を飲む姿も見ることができます。
先生には本当に感謝です。
何がなんでも、無理矢理にでも食べさせる、というのには全く反対ですが、
その時はつらそうでも、今後の人生を考えれば、あきらめず根気強くチャレンジはさせたほうがいいと思います。
発達障害青年は得意なことでユーチューバー
(チャーリー)